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ビットコイン、利益が出ているユーザーのバイナンス移動が過去最大|売り圧力増加の兆候

2026年8月21日 21:34  Arai Yu

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ビットコインで8月20日、利益が出ている状態のUTXOのバイナンス向け移動が10.9Kに達し、過去最大を更新しました。価格が短期保有者の実現価格付近に戻る局面で発生しており、暗号資産(仮想通貨)市場では含み損を抱えていた買い手の出口行動が強まる可能性があります。

今回の記録は、短期保有者の実現価格への回帰局面で生じました。短期保有者の実現価格は、最近買った投資家の平均取得価格を示す水準です。この水準まで価格が戻ると、含み損だった保有者が損失を抱えたまま売る必要が薄れ、売却判断を取りやすくなります。

バイナンス向けの利益側UTXO移動10.9Kは、2026年5月初旬につけた前回記録を上回りました。前回は史上最高値圏での発生でしたが、今回は直近で含み損となっていた買い手が損益分岐点近くまで戻った場面で出た点が異なります。

CryptoQuant寄稿アナリストのモレノDV氏は、移動したコインがすべて即座に売却されたわけではないとしたうえで、最も反応の速い層がリスクを落とす動機を持つ水準で「異常に高い売り側感応度」に直面していると指摘しました。リスク評価は「ELEVATED(上昇)」としています。

SOPRが1を上回る状態を維持できるか、現物需要が改善するかが判断材料です。今回の移動は、短期保有者の損益分岐点回復がそのまま売り圧力の増加につながるリスクを示唆しました。

画像:Shutterstock