メタプラネット(3350)は8月19日、前引けを前日比5円安の223円で終え、マイナス2.19%と反落しました。前日夜に米国でのビットコイン・トレジャリー事業の始動という好材料を発表し、朝方は238円まで買われましたが、日経平均が2.57%安と大幅続落するリスクオフの地合いに押し戻されました。ビットコイン(BTC)が6万4000ドル台で横ばいのなか、値動きの大きい同社株は市場全体の下げに連れ安となりました。
この好材料は、ナスダック上場企業に2100BTCを出資して連結子会社化し、米国トレジャリー会社「Superplanet」を始動する計画です。中長期の成長材料ですが、半導体・AI関連が全面安となる地合いの悪化が勝り、株価は上げを保てませんでした。
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当日の値動き

8月19日は前日終値を10円上回る238円で寄り付き、高値239円をつけました。その後は日経平均の急落を受けて売りに転じ、安値222円まで下押しして、前引けは223円で終えています。前場の出来高は1025万株です。前日8月18日はBTCの反発を映して228円まで上昇していましたが、19日は一転して地合いの悪化に押される展開となりました。
メタプラネット(3350)テクニカル分析

メタプラネット(3350)日足チャート
日足では、8月18日に228円へ切り返した後、8月19日は前場に239円まで上昇する場面がありましたが、失速して223円まで下げました。25日移動平均線の近辺で上値を抑えられており、下降トレンドからの明確な脱却には至っていません。3カ月リターンはマイナス27.6%、1年リターンはマイナス74.8%と中長期の低迷が続きます。上値の目安は8月19日高値の239円、下値は8月17日安値の210円です。

メタプラネット(3350)1時間足チャート
1時間足では、19日は寄り付き238円を高値に、全体相場の下げに沿って一段安となり222円まで下押ししました。短期のサポートは本日安値の222円および8月17日安値の210円、上値のレジスタンスは本日高値の239円です。222円を割り込むと210円が視野に入る一方、相場全体が落ち着けば下げ渋りが期待されます。
メタプラネットのビットコイン損益とmNAV
BTC保有量は4万3000BTC、平均取得単価は1533万1546円、取得総額は6593億円です。今回発表した2100BTCの出資は連結子会社への現物出資で、グループ全体の保有量は変わりません。円建てBTC価格が1025万円で推移するなか、Bitcoin NAV(評価額)は4406億円、未実現損益はマイナス2187億円(マイナス33.2%)となっています。
EV mNAVは0.87倍と、8月18日の0.89倍から低下しました。時価総額2857億円・企業価値3829億円がBitcoin NAV4406億円を下回る「保有BTC価値を下回る評価」が続いています。株式による資金調達が希薄化につながりやすい局面で、米国での新事業や8月13日に新設した社債プログラム「BitBonds」を通じた戦略の多様化が今後の焦点です。
今後の株価の焦点
短期は、本日安値の222円および8月17日安値の210円が下値サポート、本日高値の239円が上値のレジスタンスとなります。222円を割り込むと210円から年初来安値192円が意識される一方、239円を上抜ければ戻りに弾みがつきます。
当面は、大幅安となった日経平均が落ち着くか、BTCが6万4000ドル台を維持できるかが株価を左右します。あわせて、2026年10-12月期のクローズを予定する米国トレジャリー「Superplanet」の進捗や、mNAVの1倍回復が中長期の焦点です。
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