本日8月12日(水)21:30に、米国の7月消費者物価指数(CPI)が発表されます。
CPIは米国のインフレ動向を示す代表的な経済指標として位置づけられており、FRB(連邦準備制度理事会)の金融政策を左右することから、金利やドル相場を通じてビットコイン価格にも影響を与えやすい材料とされています。
足元のビットコインは6万3000〜6万5000ドルのレンジで推移しており、CPIの発表を前に様子見ムードが強まっています。前回はヘッドラインが前月比マイナスと落ち着いた内容でしたが、今回は再びプラス圏への回帰が予想されており、市場がインフレの再加速をどう受け止めるかに注目が集まっています。
ビットコイン、6万3000ドル台へ下落|今夜の米CPIを前に利上げ観測が再燃、雇用統計後の上げ分を吐き出す
CPI(7月)の前回値と予想
| 日付 | 重要度 | 時刻 | イベント | 前回 | 予想 |
|---|---|---|---|---|---|
| 8/12(水) | ★★★ | 21:30 |
消費者物価指数(前年比) 消費者物価指数(前月比) コアCPI(前月比) |
3.5% -0.4% 0.0% |
3.4% 0.1% 0.2% |
CPIとは
CPI(消費者物価指数)は、消費者が購入する幅広い商品やサービスの価格変動を示す指標で、インフレの動向を測るうえで最も注目される経済指標の一つです。なかでも価格変動の激しい食品とエネルギーを除いた「コアCPI」は、物価の基調的なトレンドを把握しやすいため、FRBが金融政策を判断する際に重視しています。
今回は前月比のヘッドラインが前回のマイナス0.4%からプラス0.1%へ、コアCPIも0.0%から0.2%へと上昇する予想となっています。前回の落ち着いた数字から一転してインフレが再び強まるかどうかが焦点で、結果次第でFRBの利下げ観測が大きく振れる可能性があります。
予想を上回った場合
インフレ圧力が想定以上に根強いと受け止められ、FRBの利下げ観測が後退しやすくなります。金利上昇・ドル高を通じて、ビットコインには下押し圧力がかかりやすくなります。
注目ライン:直近のサポートである6万3300ドルを割り込むと、6万2700ドル、さらに6万2400ドル付近が次の下値目安として意識されます。
予想を下回った場合
インフレ圧力が和らぎつつあると評価され、金融緩和への期待が高まります。金利低下・ドル安を通じてリスク資産に資金が向かいやすくなり、ビットコインには追い風となりやすくなります。
注目ライン:上値抵抗の6万4400ドルを回復・突破できれば、6万5200ドル、さらに6万6800ドル方向への戻りが視野に入ります。
発表前に注目したいビットコインのラインとは
足元のビットコインは、8月9〜10日に一時6万5200ドルまで上昇したものの失速し、現在は6万3000ドル台前半のサポート圏で推移しています。CPIを前にした持ち高調整もあり、当面はこのレンジ内での神経質な値動きが続いています。
今回のCPIがインフレの再加速を示せば、利下げ観測の後退から6万3300ドルのサポートが試され、割り込めば6万2000ドル台への調整リスクが高まります。一方、インフレ鈍化を示せば緩和期待から反発しやすく、まずは6万4400ドルの回復が焦点となります。
CPIはFRBの金融政策を直接左右する重要指標であり、発表直後は米金利やドルの動きに連動してビットコインも大きく振れやすくなります。発表前後はボラティリティが一段と高まりやすいため、ポジション管理には十分な注意が必要です。
参考元:investing
画像:shutterstock
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