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ビットコイン・イーサリアム・リップル上昇|米PPI上振れも消化し仮想通貨に買い戻し

2026年6月12日 13:21  Arai Yu

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暗号資産市場は6月11日から12日午前にかけて、底堅さを増す展開となりました。11日早朝にかけては売りが優勢で、ビットコインが6万1000ドル台前半まで下押しする場面もありましたが、その後は値を戻す動きが続きます。

11日夜に発表された米5月の卸売物価指数(PPI)が市場予想を上回り、本来はFRBの利下げ後退につながる逆風材料でしたが、売りは限定的にとどまって買い戻しが優勢となり、3銘柄そろって安値圏から反発しました。

BTC、6万3000ドル台へ上昇|イラン合意発言でリスク選好が回復、焦点は6万4000ドルの攻防へ

BTC、6万1000ドル台から6万3000ドル台へ反発

ビットコインは期間序盤、上値の重い地合いで売りに押され、11日午前7時ごろ(日本時間)に一時6万1230ドル付近まで下落しました。しかしその後は押し目買いに支えられて水準を切り上げ、11日夜には6万3000ドル台を回復。

予想を上回るPPIにも下値は堅く、12日未明には一時6万3753ドルまで上昇しました。現在は6万3507ドル(約1016万円)と、24時間で2.4%高い水準で推移しています。下値メドは6万2000ドル、上値メドは6万4000ドルの回復が意識されます。

ETH、1608ドルから1670ドル台へ持ち直し

イーサリアムもビットコインに連動しました。11日早朝には一時1608ドルまで売られましたが、その後は買い戻しに支えられて持ち直し、12日にかけて1680ドル台を回復する場面もありました。

現在は1673ドルと、24時間で2.0%上昇しています。当面は1700ドルの回復が上値の目安となります。

XRP、1.09ドルから1.15ドルへ反発

リップルは3銘柄のなかで上昇率が最も大きくなりました。11日早朝に一時1.09ドル付近まで下落した後は回復基調が鮮明となり、12日には1.15ドルまで値を戻しています。

現在も1.15ドルと24時間で3.4%高い水準を維持しており、心理的節目の1.15ドルを固められるかが次の焦点となります。

米5月PPIは予想超でも売りは限定的、織り込み済みとの見方

今回の続伸の背景には、警戒された米物価指標を市場が冷静に消化したことがあります。11日発表の5月PPIは、ヘッドラインが前月比+1.1%、コアが+0.4%、前年比は+6.5%と、いずれも市場予想を上回り、卸売段階で2022年以来の強いインフレ圧力が示されました。

本来はFRBの利下げを一段と遠ざける逆風材料ですが、Fedが当面は慎重姿勢を崩さないとの見方はすでに相場に織り込まれており、株式市場がプラス圏を維持するなかで暗号資産への売りも限定的にとどまりました。直近の急落で売られ過ぎ感が強まっていたことも、安値圏からの買い戻しを後押ししています。

焦点は来週6月17日のFOMC

市場の関心は、来週6月17日に結果が公表される米連邦公開市場委員会(FOMC)に移ります。インフレの粘着性が改めて確認されたなか、FRBが示す政策金利見通しが想定よりタカ派に傾けば、暗号資産には再び上値の重しとなりかねません。

逆に利下げ余地が残る内容となれば、反発の勢いが強まる可能性もあります。価格面では、ビットコインの6万2000ドル、イーサリアムの1600ドル、リップルの1.10ドルをそれぞれ維持できるかが、下値の堅さを見極める目安となります。

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