OpenAIは5月12日、サイバーセキュリティ向けの新サービス「Daybreak」を発表しました。GPT-5.5やGPT-5.5-Cyber、Codex Securityを組み合わせ、ソフトウェアの脆弱性スキャン、脅威モデルの構築、パッチ検証、依存関係分析までを一連で支援します。
生成AI大手が文章生成や開発支援にとどまらず、防御領域そのものに踏み込んだ格好で、暗号資産(仮想通貨)やWeb3を含むソフトウェア開発現場のセキュリティ体制にも影響を与えそうです。
Daybreakの仕組み
Daybreakは、OpenAIの最先端モデル群とセキュリティ向けコーディング機能を組み合わせた防御支援基盤です。利用者は「vulnerability scan」のリクエスト形式で解析を依頼でき、コードレビューや脅威モデル化、修正案の検証までを段階的に進められます。
機能の中核にあるのは、単に不具合候補を洗い出すだけではない点です。脆弱性スキャンで問題箇所を見つけた後、攻撃経路を想定する脅威モデルを組み立て、修正パッチが本当に有効かを検証し、外部ライブラリなど依存関係のリスクも確認する流れを一気通貫で扱います。開発現場では、見つける作業と直す作業、直した後の確認作業が分断されがちですが、Daybreakはその隙間を埋める設計になっています。
高度な機能は「Trusted Access for Cyber」ティアで提供されます。価格や一般公開時期の詳細は示されていません。
OpenAIは、サイバー防御を継続的に進めることをDaybreakの方向性として掲げました。Sam Altman最高経営責任者は、AIはすでにサイバーセキュリティで有用であり、さらに大きく性能が高まる段階にあるとして、できるだけ多くの企業と連携し、継続的にソフトウェアを安全な状態に保ちたい考えを示しました。
CloudflareのDane Knecht最高技術責任者も、OpenAIのサイバー分野の能力について、セキュリティ業務により強い推論やエージェント的な実行を持ち込む可能性があると評価しています。
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参考元:decrypt
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