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イラン停戦期限が迫る中、原油高がビットコインの上値を抑える理由

2026年4月20日 18:38  Arai Yu

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4月22日に設定された米イラン停戦合意の期限が迫り、原油市場と暗号資産(仮想通貨)市場が神経質な値動きを続けています。ホルムズ海峡の航行制限を巡る警戒が強まった局面ではBrent原油が80〜100ドル台へ上昇し、ビットコインは7万〜7万8000ドル台で上下しました。停戦確認や延長期待が出ると原油が下落し、ビットコインが持ち直す場面もあり、地政学リスクとリスク選好が価格を引っ張り合う構図が鮮明になっています。

BTC/USDT 1時間足チャート

週末にイランがホルムズ海峡の警戒を再強化した後、Brent原油は5〜6%台上昇しました。同じ局面でビットコインは7万4000ドル台で取引され、原油高がリスク資産の上値を抑える形になりました。

一方、2週間の停戦が確認された場面では流れが反転しました。原油価格が急落し、ビットコインは7万2000ドルを回復しました。停戦期待が強まった局面では、ビットコインが7万8000ドルを超える一方、原油は下落しています。

停戦確認でショート清算が起き、市場の反応が増幅

協議が決裂した後もビットコインは7万ドル台を維持しました。原油リスクが再評価されても、暗号資産市場が全面的なリスク回避に傾かなかったことになります。

USOIL/USDT 1日足チャート

4月22日の期限を前に、原油が80ドル台、ビットコインが7万5000ドル近辺で推移している足元の値動きは、停戦失効への警戒と延長期待が拮抗している状態を映しています。

原油とビットコインは本来、同じ資産ではありません。それでも今回は、ホルムズ海峡を巡る緊張が原油を押し上げ、その圧力がビットコインの上値を抑える一方、停戦観測が出るたびに逆方向へ振れる関係が続いています。4月22日の期限を挟んだ相場は、中東情勢が暗号資産市場にどこまで直接波及するかを示す局面になっています。