米製造業景気指数が示すビットコイン相場の転換点
1月6日午前0時、米サプライマネジメント協会(ISM)による12月度製造業景気指数が発表されます。市場予想は48.3〜48.4と、好不況の分岐点である50を下回る見通しです。2025年初めに一時50を回復したものの、再び50割れに戻っており、製造業の先行き不透明感が続いています。
今回特に注目したいのが「仕入価格指数」の動きです。予想は59.0と高い水準が見込まれており、製造業の活動は縮小しているのに原材料の価格だけが上がるという厄介な状況になっています。この数値が60を超えてくると、市場は「インフレがまだ収まっていない」と判断し、金利の急上昇を引き起こす可能性があります。金利上昇とドル高が同時に進めば、現在9万ドル台で推移しているビットコインには強い売り圧力がかかるでしょう。
ISM製造業景気指数の推移2024年以降、50の分岐点を下回る状態が多く、製造業の低迷が続いている。

ブラックロックやフィデリティなどの機関投資家は、ISMのような経済指標を見ながら投資配分を変えていきます。そのため今夜の発表は、現物ETFへの資金の流れに直接影響してくる重要なイベントです。
3つのシナリオと価格の見通し
ISM発表後のビットコイン相場は、大きく3つの展開が考えられます。最も警戒すべきなのが、総合指数が予想を下回って仕入価格指数が59.5を上回るケースです。金利上昇とドル高のダブルパンチで、ビットコインは下落圧力を受ける可能性があります。
逆に、総合指数が予想を上回って仕入価格指数が落ち着けば、景気が悪化せずにインフレだけが収まる理想的な展開への期待が高まります。リスクを取る動きが強まれば、ビットコインは上値を試す展開になるでしょう。
発表は1月6日午前0時。仕入価格指数の数値が、1月相場の方向性を決める重要なポイントになりそうです。
出典:Investing.com
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