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VanEck、アバランチETF修正案を提出 手数料0.30%で最大70%ステーキング

2025年12月22日 12:42  2月6日 16:49  小久保昌明

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米資産運用大手のVanEckが12月18日、アバランチ(AVAX)を投資対象とする現物ETFの修正登録届出書(S-1 Amendment No. 3)を米証券取引委員会(SEC)に提出しました。ティッカーシンボルは「VAVX」で、ナスダックへの上場を目指しています。

今回の修正案で最も注目されるのが、保有AVAXの最大70%をステーキングに充てる方針を明記した点です。ステーキング報酬は4.0%のサービス手数料を差し引いた後、ETFの純資産価値(NAV)に反映される仕組みになります。運用手数料は年率0.30%に設定されており、11月に修正案を提出した競合のBitwise Avalanche ETF(BAVA、手数料0.34%)をわずかに下回る水準となっています。

財務省の新指針が後押し

VanEckがステーキング機能の追加に踏み切った背景には、米財務省・内国歳入庁(IRS)が2025年後半に発行した「Revenue Procedure 2025-31」があります。この指針によって、ETF内でのステーキング報酬の分配や再投資に関する税務上の不透明感が解消され、運用会社にとってステーキングETFの組成がしやすい環境が整いました。

カストディアンには主にAnchorage Digital Bank、副次的にCoinbase Custody Trustを起用し、ステーキング業務はCoinbase Crypto Servicesが担当します。さらに興味深いのは、Benqi FinanceやHyphaといったリキッドステーキングプロトコルの活用も視野に入れている点でしょう。運用の柔軟性を高める姿勢がうかがえます。なお、VanEckの親会社であるVanEck Associates Corpは11月20日時点で、1株25ドルで4,000株(計10万ドル相当)のシード投資を完了済みです。

承認への道のりはまだ長い

ただし、実際に取引が開始されるには、ナスダックが提出する取引ルール変更申請(19b-4)のSEC承認が必要です。現時点で具体的な承認時期は明らかになっておらず、指定参加者(Authorized Participants)の詳細も未定のままとなっています。果たしてVanEckはビットコインやイーサリアムに続く「第3のアルトコインETF」として市場に受け入れられるでしょうか。投資家の関心は、承認可否とステーキング実効利回りの2点に集中しそうです。

参考:SEC(米国証券取引委員会)公式 The Block

画像:shutterstock