ビットコイン急落の背景──ETF・DAT・ステーブルコインの需要が逆回転
2025年11月、ビットコインが大幅下落し、7ヶ月ぶりの安値圏に突入しました。
米NYDIG(ニューヨーク・デジタル・インベストメント・グループ)の最新レポートによると、この急落には「3つの需要源の逆回転」が大きく影響しているとされています。
それは、①ETFからの資金流出、②企業のビットコイン保有(DAT)の縮小、③ステーブルコイン供給の減少です。
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まず、ETFについて。ブラックロックのIBITなどスポット型ビットコインETFは、過去には機関投資家の新規資金流入による価格押上げに寄与していました。
しかし直近では数十億ドル規模の資金が流出し、「買いの好循環」が「売りの悪循環」に転じています。
次に、DATとは企業がビットコインを財務資産として保有する動きで、これまで価格の下支え要因でした。
しかし最近はその意欲が低下しており、DAT主体の買いが見込めない状況です。
さらに、暗号資産市場の流動性を支えてきたステーブルコイン(USDTやUSDC等)の供給も縮小傾向にあります。
これは、暗号資産への新規資金投入余地が狭まり、相場の下支えが弱まっていることを意味します。
この3つが同時に逆回転したことで、需給バランスが一気に崩れました。
加えて、マクロ経済の不透明感やレバレッジ取引の清算も相場を不安定にしています。
NYDIGは「これら3要因の同時反転が市場の資本流出と価格下落を招いている」と分析しました。
今後の回復には、ETF再流入、ステーブルコイン供給回復、企業需要の復活がカギになるとしています。
まとめ
短期的には流動性不足が続く可能性があり、安易なリバウンド期待は禁物です。
ただ、こうした構造調整が中長期の健全な上昇の土台となることも事実。今後はETFへの再流入やステーブルコイン供給の回復、企業のビットコイン再評価が回復の鍵となるでしょう。
