米投資銀行ゴールドマン・サックスのグローバル責任者が、機関投資家のビットコイン市場参入について、「障壁となり得る点」や、業界を取り巻く感情状況などを指摘した。
同氏は、ゴールドマン・サックスが「ビットコインを新たな資産クラス」だとみなしている旨も強調しつつ、セキュリティ面での課題などを懸念する姿勢も明らかにした。
ゴールドマン・サックス幹部がビットコイン(BTC)と機関投資家の関係性について言及、仮想通貨市場への参入がカギに
米投資銀行ゴールドマン・サックスのグローバル責任者を務めるMathew McDermott氏が、仮想通貨ビットコイン(BTC)に関して昨今の機関投資家の動向について、自身の見方を明かした。
まず、過去1年間でビットコイン市場が急激かつ大幅に成長を遂げた点については、「機関投資家による市場参入」が大きな影響を与えたと指摘。これには、取り残されることへの恐怖感、いわゆる「FOMO」が業界に浸透しつつあるという背景があるという。
「ビットコインやその他の仮想資産が高く評価され、あらゆる業界の関係者がこの領域へと飛び込んできたことを考えると、「FOMO」が役割のひとつを果たしていることは間違いありません。(中略) あなたが資産運用会社若しくはマクロファンドを運営しているとします。最も近いライバルがそろって仮想通貨へと投資することで重要なリターンを獲得している場合、投資家は当然、なぜあなたがこの新しい資産クラスに投資していないのか、疑問に思うことでしょう。」
次に、Mathew McDermott責任者は、ビットコインやその他仮想通貨市場への参入につき、想定される障壁や重要な問題点などを挙げた。
「多くの企業の性質及び目的を考慮すると、(各会社の) 取締役会がこのような関与(=ビットコインなどの仮想通貨への関与)をどう評価するかに依存している場合が多いです。(これらの) クライアントやその他の決定における権限を有していない機関が、どのようなアプローチを行うかは、大きな意味をもちます。」
「加えて、流動性はニーズを満たすのに十分であるのか、これらの資産を管理するためのセキュリティ面には十分満足できるかなど、実質的な問題点も挙げられます。これらに対する懸念は、他の多くの投資家が仮想通貨空間とどのように関わっているかが影響をおよぼす可能性もあります。」
2020年から2021年にかけて、機関投資家はビットコインやその他仮想通貨市場にきわめて多大なる影響をあたえてきた。これは、市場内における集中化への懸念ももたらしたものの、一方で市場急拡大に広く貢献してきた。Mathew McDermott責任者が主張するように、今後も続々とさまざまな業界から機関投資家が参入してくる可能性は十分に高く、彼らの動向には引き続き注目していく必要がある。
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この記事は、news.bitcoin.comの「Goldman Sachs Says FOMO Is Driving Institutional Investors to Bitcoin.」を参考にして作成されています。