PayPal CEO「仮想通貨の需要は当初の何倍にも」
PayPalのCEOであるSchulman氏が、TIME紙のインタビューに答えた。PayPalといえば、ビットコイン支払いを受け入れており仮想通貨推進派である。
そんなSchulman氏は、仮想通貨関連の商品を展開する前に多額の投資を行っていたことに対して、通貨としては難しいと考えていたことを明らかにした。
「私たちは6年ほどの間、デジタル型の通貨と分散型元帳テクノロジーを検討していました。しかし、当時の仮想通貨は支払い手段としては不安定すぎて通貨というよりは資産として考えていました。ですので、まだ早すぎると考えていました。」
しかし、いざ仮想通貨のサービスを展開してみると予想を上回る収穫があったという。
「仮想通貨側の需要は当初の予想の何倍にもなりました。多くの興奮があります。」
さらに、現在世界の主流である現金に対しても、もはや王ではないと考えている。
「10年後、現金の使用は大幅に減ります。すべての支払いの基盤はスマホに収束します。これらが起こり始めたら、中央銀行も金融政策を再考する必要があります。なぜなら、人々は紙幣を使用していないため、システムに紙幣を発行するだけでは不十分だからです。そして、これはデジタル通貨(仮想通貨を含む)の出現につながります。」
コインパートナーの見解
コインパートナーとしても、今後の支払い手段は現金からデジタル通貨に取って代わるだろうと考えている。現状でもキャッシュレス化が進んでいる中でこの勢いを止めることができるものは出てこないだろう。
その中で、現時点では仮想通貨が決済として普及することは難しいと考える。Schulman氏もインタビューで語っていたが、不安定であるという一面を拭うことはできていないだろう。
しかし、可能性があるとするのであれば、銀行口座を持っていない人が多数存在する国から広まっていくシナリオなのではないか。現時点で銀行口座を持っていない人は世界中で30%もいるとされている。両替が必要なく世界共通通貨として問題なく使えること、ブロックチェーン技術を使って改ざんが不可能ができないことなどがメリットとして挙げられる。
また、ベネズエラやアルゼンチンなどハイパーインフレにより自国の通貨の価値を落としている国に対しても決済手段としての仮想通貨は魅力的であろう。実際、キプロス危機のなかで、キプロス人がビットコインを買っていたという実例も存在する。
デジタル通貨が主流の時代が迫る中仮想通貨もその波に乗れるよう、業界にいる我々は仮想通貨が決済手段として生きる道を理解しておく必要がある。
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