「仮想通貨COSMOS(ATOM)ってどんな仕組みなんだろう?」
そう思ってはいませんか?
確かに、COSMOS(ATOM)は他の暗号資産(仮想通貨)にはない技術を数多く応用している分仕組みを完全に理解することは難しいですよね。
この記事ではコインパートナー編集部が仮想通貨COSMOS(ATOM)の仕組みやCOSMOS(ATOM)が上場している取引所、さらにはCOSMOS(ATOM)の基盤となっているTendermintという技術の仕組みまで徹底解説しています。
この記事一つで仮想通貨COSMOS(ATOM)についての知識を細かい部分まで体系的に知ることができます!
目次
仮想通貨COSMOS(ATOM)とはどんな通貨なのか、上の動画を参考にしながらみていきましょう。
運営会社 | Tendermint Inc. |
代表取締役 | Jae Kwon(ジェ・クォン) |
通貨名称 | COSMOS(コスモス) |
通貨単位 | ATOM(アトム) |
時価総額 | 25位(2020年4月7日時点) |
ブロック生成 | 約1〜3秒 |
コンセンサスアルゴリズム | PoS |
公式サイト |
暗号資産(仮想通貨)COSMOSはTendermint Inc.によって開発されている暗号資産(仮想通貨)です。
コンセンサスアルゴリズムはPoSを使用しており、ブロック生成は1〜3秒で処理することができます。
COSMOSのプロジェクトは異なるブロックチェーン同士をつなげて相互に運用・拡張するシステムの構築を目指しており、独自のブロックチェーン技術を活かした開発が注目を集めています。
暗号資産(仮想通貨)COSMOS(ATOM)の特徴
COSMOS(ATOM)の特徴は主に5つあります。
COSMOS(ATOM)を理解する上でまず初めに知っておきたいのはTendermint(テンダーミント)と呼ばれる技術です。
これはCOSMOS(ATOM)を支える重要な技術となっており、Tendermintを基盤としてCOSMOS(ATOM)は巨大なエコシステムを作り上げているのです。
後ほど詳しく解説しますが、Tendermintは主にブロックチェーンなどの分散化ネットワークにおける不正を防止したり、DApps(分散型アプリケーション)生成の簡略化を目的としています。
→Tendermintについて詳しく解説している項目はこちら
COSMOS(ATOM)は異なる暗号資産(仮想通貨)同士をつなぐクロスチェーンの役割を持っています。
現在世界中には2000種類以上の暗号資産(仮想通貨)が存在しますが、それぞれのブロックチェーンの仕様が異なることから「ビットコインとイーサリアムの交換」などといった暗号資産(仮想通貨)同士の直接交換ができません。
そこで取引所を買いすることで暗号資産(仮想通貨)同士の交換を実現しているわけですが、この暗号資産(仮想通貨)の交換を直接的に行うことを可能にしたのがCOSMOS(ATOM)のクロスチェーン技術です。
COSMOS(ATOM)のプロジェクトの中でもこのクロスチェーン技術は他の暗号資産(仮想通貨)にはない高い将来性を示しており、特に注目を集めています。
→COSMOS(ATOM)のクロスチェーン技術について詳しく解説している項目はこちら
COSMOS(ATOM)では、管理者の存在しない分散型アプリケーションDAppsをJavaなどの比較的簡単なプログラミング言語で作成することができます。
DAppsは現在、イーサリアム系のブロックチェーンを基盤として開発が行われていますが、今後は、COSMOS(ATOM)独自のブロックチェーン上で作成されたDAppsも増えるのではないかという期待が高まっています。
→簡単なプログラミング言語でDAppsを作成することができる?Tendermintを構成するABCIという技術について解説している項目はこちら
COSMOS(ATOM)の独自のトークンとしてATOMというものがあります。
ATOMは主に新しいブロックを生成する際の提案権や投票権、またCOSMOSネットワーク内のトランザクション手数料としても使われます。
ATOMトークンは流通量も非常に少なく希少性が高い上、年間利回りは約12%と高い配当率で運用することができます。
COSMOS(ATOM)の技術は大手暗号資産(仮想通貨)取引所BINANCE(バイナンス)でも利用されています。
BINANCE(バイナンス)は、Tendermint技術を使って独自のブロックチェーンである「Binance Chain(バイナンス・チェーン)」を開発し、このBinance Chain上にDEXを作り「Binance DEX」として公開しています。
これによりTendermintの注目度が格段と上がり、COSMOS(ATOM)の将来性に対する期待も上がったのではないかと言われています。
ATOMを買うなら!
先ほども紹介しましたが、COSMOS(ATOM)はDAppsの作成を簡略化する技術を開発しています。これはCOSMOS(ATOM)の将来性を考える上で重要なポイントとなりうるでしょう。
現在DAppsは主にイーサリアムのプラットフォーム上での開発が中心となっています。
ただ、今後Tendermint技術の注目がさらに高まり、DApps開発者がCOSMOS(ATOM)のプラットフォームに移行してくる可能性も十分にあります。
COSMOS(ATOM)のプラットフォーム上で開発が行われるようになれば当然注目度は高まり、ATOMの価格上昇も期待できます。
COSMOS(ATOM)に投資する際は価格状況とともに、COSMOS(ATOM)プログラムの開発状況やTendermintを利用した新たな技術開発にも目を向けてみるようにしましょう。
こちらが現在のCOSMOS(ATOM)のチャートです。
2019年5月に5.66USD/ATOMの値が最高値となって以降上昇と下落を繰り返しつつレンジ相場に突入していました。
2020年4月現在は世界中で流行している新型コロナウイルスの影響もあり2.00USD/ATOM前後まで下落しています。
今後の価格状況を把握したい方は暗号資産(仮想通貨)関連のニュースを日々チェックするようにしましょう。
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2020年2月からは新型コロナウイルスの流行の影響もあって急落したものの、それまでは安定的な上昇を見せていたことから、今後事態が収束すれば再び上昇に転じる可能性があります。
2020年4月現在は2ドル前後でレンジ相場を展開しており、今後大きくトレンドが形成されることも予想できます。
価格上昇が始まった際に乗り遅れないためにも、価格が下落している今の時期にCOSMOS(ATOM)を購入しておくのも良いかもしれません。
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BINANCE(バイナンス)は、COSMOS(ATOM)を買う際に最もおすすめの取引所です。
先ほども紹介しましたが、BINANCEが独自開発するブロックチェーン 「Binance Chain(バイナンスチェーン)」にCOSMOS(ATOM)の技術が使われるなど、BINANCEはCOSMOS(ATOM)の技術を高く評価しています。
また、BINANCEは「世界一の暗号資産(仮想通貨)取引所」と称されるほど有名な大手暗号資産(仮想通貨)取引所です。
海外取引所なので日本円を国内取引所でビットコインなどに交換してからBINANCEで取引を行うことになりますが、大手運営のもと安心して取引することができます。
COSMOS(ATOM)買うなら!
ここではCOSMOS(ATOM)の柱となっているTendermint(テンダーミント)という技術について、2つの構成要素と2つの活用事例を通してみていきましょう。
まずはTendermintを構成する2つの要素についてです。ABCI(Application Blockchain Interface)とTendermint Core(PoS)があります。
ABCIは、DApps(分散型アプリケーション)の開発者向けに、あらゆるプログラミング言語でトランザクションの処理ができるようにインターフェースを提供する役割を担っています。
ABCIは、ブロックチェーンネットワークにおいてコンセンサスのプロセスとアプリケーションのプロセスを分け、それぞれをつないでメッセージを伝えることができます。
これによってJavaなどの比較的簡単なプログラミング言語でもDAppsを作成することができるようになっているのです。
Tendermint Coreでは、ブロックチェーンネットワークにおいて合意形成を得るためにPoS(プルーフオブステーク)というコンセンサスアルゴリズムを提供しています。
ビットコインなど多くの暗号資産(仮想通貨)で使われているPoW(プルーフオブワーク)と呼ばれるコンセンサスアルゴリズムは、多くの計算をこなした人が新しいブロックの生成権を得て報酬を受け取ることができるシステムでした。
しかし計算の際に大幅なコストがかかってしまいます。
Posは、保有するコインが多いほどマイニングに成功しやすくなりブロック生成権を得られるようにしたことで、効率的で優れた処理能力を実現しているのです。
Tendermintを活用した主な事例には、Ethermint(イーサミント)とCosmosネットワークがあります。
Ethermint(イーサミント)は、イーサリアム上でのスマートコントラクトと同様のことをTendermint上でも実行できるようにしたツールです。
Tendermintを基盤としたシステムにより、イーサリアムのブロックチェーンと比べ最大20倍の速さでトランザクションを処理することができ、トランザクション手数料も大幅に抑えることができます。
さらにEthermintは、後ほど紹介するCosmosネットワークに組み込まれることで圧倒的なスケーラビリティを発揮し、スケーラビリティ問題の解決にも貢献することができるのです。
Cosmosネットワークは、異なるブロックチェーン同士をつなげ、ブロックチェーン間のトークンの移動を可能にするシステムです。
CosmosネットワークではHub(ハブ)とZone(ゾーン)と呼ばれる2種類のブロックチェーンがあります。
上図のようにHubを中心としてたくさんのZoneが接続して機能することで、その間でのトークンの移動を可能にしたり、別のブロックチェーンを利用するDAppsを作成したりすることを可能にしているのです。
ブロックチェーンをおさらい!
COSMOS(ATOM)を取引所で購入した際はセキュリティ対策のためにも必ず暗号資産(仮想通貨)のための財布であるウォレットで保管するようにしましょう。
COSMOS(ATOM)には、「Cosmos Hub Wallet(コスモスハブウォレット)」と呼ばれる専用のウォレットが用意されています。
これらのウォレットはwebウォレットとモバイルウォレットに大別されており、トークンの保管だけでなくブロック生成の際の投票にも活用できるのでATOMを購入する際は是非使ってみてください。
COSMOS(ATOM)のウォレット
暗号資産(仮想通貨)COSMOS/ATOM(コスモス/アトム)のまとめ
今回は暗号資産(仮想通貨)COSMOS(ATOM)の仕組みや将来性について解説してきました。
COSMOS(ATOM)は今はまだそれほど多くの注目を集めているというわけではありませんが、今後の技術浸透次第でさらに発展する可能性を秘めています。
この記事をきっかけにさらに他の暗号資産(仮想通貨)についても興味を持っていただけると幸いです!
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