インドでも有数の投資家の1人であるRakesh Jhunjhunwala氏がビットコインに対するインド政府の方針を支持した。
つい先日「インド政府は仮想通貨を禁止する方針にある」ことをBloombergは報じていた。
“インドのウォーレン・バフェット”と呼ばれ、著名な投資家として知られるRakesh Jhunjhunwala氏がビットコインに否定的な発言を残した。CNBC「Street Signs Asia」のインタビューで同氏は「通貨を作ることができるのは主権国家の政府だけであり、ビットコインのボラティリティの高さはすでに決済手段として除外されている」と語っている。
世界中どこでも、通貨発行の権限は国家のみにあるべきだ。毎日5%や10%変動するものが通貨になることはない。ドルが1%上昇すれば、世界的なニュースだ。したがって、毎日最大15%変動しているものについては、最上級の投機だと思う。
FOMO(取り残されることへの恐れ)が無いか問われると”資産が増加しているからといって、それに乗る必要はない”との主張を展開している。
たとえ5ドルでもそれを買うつもりはない。たとえ値上がりしてもそれを買うつもりはない。町のすべてのパーティーに参加したいわけではない。二日酔いはもっとひどくなる。あなたは好きなパーティーに行くべきだ。
インドは長年にわたって仮想通貨への姿勢に揺れ動いている国々のひとつだ。昨年9月には、Bloombergが”インド連邦内閣があらゆるデジタル通貨の取引を禁止する新法案を起草している”と報じていたが、今月になってさらに”政府は仮想通貨の取引や利用を禁止する意向にある”ことが新たに報じられた。これは、インド財務省高官が匿名を条件にBloombergに語ったものである。
そのような動きのなか、Rakesh Jhunjhunwala氏はこの政府による禁止案を支持する立場を取っている。同氏は上述のインタビューにて下記のように述べた。
私は規制当局が介入してビットコインを禁止すべきだと思う。そして、彼らはデジタルルピー(インドデジタル通貨)に焦点を当てるべきだ。最大の主権は通貨を発行することである。
インド国内でも仮想通貨に対する意見や姿勢は様々分かれるところであるが、純資産32億ドルかつインドで38番目の億万長者でもあるRakesh氏の発言は重要なものとなるだろう。再びインドで仮想通貨は禁止となるのか。GDPも人口規模も上位に位置するインドの情勢は、仮想通貨業界にとって大きな注目すべき事柄のひとつとなる。
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この記事は、ZyCryptoの「Indian Billionaire Investor Rakesh Jhunjhunwala Says He’d Never Buy Bitcoin, Calls for Ban on BTC」を参考にして作成されています。
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著者: CoinPartner 編集部 Takahashi