​米中間の関係改善により、ドル円・ダウ平均上昇

ムニューシン米財務長官が中国に対する制裁関税の一部もしくは全てを撤廃する案を提起したと、​アメリカの大手出版社であるウォールストリート・ジャーナルは17日に報道した。​

完全なる関税撤廃は非現実的であるとしているものの、妥協案なども含め検討中だ。

さらにロイター通信によると、中国側もアメリカからの輸入拡大を検討し不均衡是正に取り組む姿勢だ。

米中2大国の貿易関係改善は、さらなる経済活動の活発化が期待され、世界経済から不安材料が一つ取り除かれそうだ

この影響を受けて、ドル円・ダウ平均を筆頭に金融市場は全面高となっている。

今後この政策が実現すれば価格がさらに大きく動く可能性がある。

(17日からのドル円の動き/ 出典:Trading View)

​(17日からのダウ平均の動き/ 出典:Trading View)​

暗号資産(仮想通貨)とダウ平均の相関関係

(出典:Trading View 今年1月のビットコイン・ダウ平均・ドル円の値動き​)

上の画像はビットコインとダウ平均・ドル円を重ね合わせたチャートで、時期は今年1月上旬頃である。(ダウ平均が赤、ドル円がオレンジの線)

画像を見ると分かるようにドル円・ダウ平均がビットコインに先行して大きく値を動かしている傾向がある。

​もう一つ直近の例として、昨年末クリスマス頃のチャートで比較してみる。

(出典:Trading View、昨年12月のビットコイン・ダウ平均・ドル円の値動き)

クリスマス時期のビットコインの値動きは、ダウ平均の価格下落につられて動いていることが分かる。

一方、この際の相場ではドル円には大きな価格変動が見られなかった。

必ずしも毎回これらの値動きに相関関係があるわけではないが、大きな値動きの際には非常に似通った値動きをする傾向にある​​。

直近1ヶ月の暗号資産(仮想通貨)と日経平均・ドル円の値動きの相関性を鑑みると、互いに影響を与えてると判断するのが妥当だろう。

仮想通貨、上昇の可能性

(出典:Trading View 現在のビットコインとダウ平均)

ビットコインとダウ平均の現在のチャートである。(上記図)

ここまでのビットコインの値動きは緑ラインで形成される三角持ち合いを上抜けし、40万円ライン(青ライン)と緑のサポートラインで形成されるアセンディングトライアングルを形成中である。

アセンディングトライアングルは、今後値上がりする可能性が高く、相場にも期待感が広がっている。

また、ダウ平均の上昇値動きを見てもここ数日は大幅に価格上昇している

先ほど解説したように、大きな値動きの際には連動する傾向が多く、ビットコインも価格が上がる可能性が高い

そして、ビットコインの価格が上がれば、それにつられて他の暗号資産(仮想通貨)も上昇の可能性が出てくるだろう。


弱気相場が続く暗号資産(仮想通貨)市場だが、この世界的ビッグウェーブに乗ることはできるのか?