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ビットコイン、米中間選挙を前に7万7000ドル台で小動き|バイナンスは出金再開、純流出は36億ドル

2026年11月2日 08:48  2026年11月2日 08:50  Arai Yu

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ビットコイン(BTC)は11月2日午前8時時点で7万7824ドルと、前日同時刻から0.36%高です。24時間高値は1日18時の7万8285ドル、24時間安値は1日8時40分の7万7515ドルで、値幅は0.99%にとどまりました。

ハッキングを受けたバイナンスが1日15時に出金再開を始め、再開後の純流出は36億ドル余りと開示されました。BTCの反応は小さく、週末の薄商いのなか、3日の米中間選挙を前に7万7000ドル台で小動きとなっています。

本日は17時に3579BTCのオプション満期を迎え、3日0時には10月の米ISM製造業景況指数が発表されます。3日には米中間選挙があります。

値動きの振り返り

BTCは1日8〜14時台に7万7515〜7万7922ドルでじり高となりました。8時40分に24時間安値7万7515ドルをつけたあとは、下値を切り上げています。

15時台には出来高626BTCと24時間で最も多くなり、7万8068ドルまで上げました。バイナンスの出金再開と同じ時間帯です。その後18時に24時間高値7万8285ドルをつけましたが、上値は続きませんでした。

19時台以降は7万7620〜7万8173ドルで推移し、7万8000ドルを上下に交差しています。4時台に7万7623ドル、7時台に7万7620ドルまで下げ、いずれも7万7600ドル台で下げ止まりました。8時は7万7824ドルです。24時間の出来高は6244BTCと、バイナンスの件で急落した30日朝時点の2万2065BTCの約3割でした。ETHは0.23%高、XRPは0.48%安、SOLは1.86%安です。

相場を動かした背景

バイナンスが出金再開、7万7000ドル台で小動きが続く

バイナンスは1日15時から段階的に出金再開を進め、BTC、ETH、USDT、USDC、BNB、XRPなどの第1段階を21時40分ごろに終えました。同社の開示では、再開後9時間半の出金は46億5000万ドル、入金は10億1000万ドルで、純流出は36億4000万ドルと、36億ドル余りです。これは預かり資産1710億ドルの2.1%にあたり、同社は出金が想定どおり落ち着きつつあるとしています。被害額は約63億ドルと推計され、影響を受けた資産の約95%を自社資金で補塡したと説明しています。

BTCの残高は24時間でバイナンスが約1万9289BTC減り、コインベースが約984BTC、クラーケンが約1422BTC増えたと報じられています。ただ、価格の反応は小さく、15時台の上昇は7万8068ドルまでで、純流出が開示された2日1時30分ごろの前後にも大きな動きはありませんでした。週末で米国株の取引がなく、3日の米中間選挙も控えるなか、7万7000ドル台の小動きが続いています。

ビットコイン(BTC)テクニカル分析

週足では、9時に確定する今週の足が始値8万154ドル、高値8万1971ドル、安値7万6326ドルで、7万7824ドルと陰線で推移しています。出来高は10万2387BTCと直近4本で最多です。価格は20週線7万3023ドル、50週線7万5764ドル、200週線6万7469ドルを上回り、100週線8万9360ドルが上方にあります。RSIは51.6、MACDのヒストグラムは先週の確定値1800.2から1245.5に縮んでいます。

日足チャート

日足では、価格が20日線8万910ドルと50日線8万1971ドルを下回り、100日線7万6458ドルと200日線7万3194ドルを上回っています。RSIは36.8です。MACDラインは-1139.4でシグナル-653.8を下回っていますが、ヒストグラムは31日の足で確定した-516.1から、9時に確定する1日の足では-485.6とマイナス幅が縮んでいます。

ボリンジャーバンドは7万7201〜8万4619ドルで、幅は9.17%です。30日の足は高値7万8804ドル、安値7万6326ドルと大きく振れましたが、31日は7万7114〜7万7796ドル、1日は7万7517〜7万8285ドルと、値幅は2日続けて1%前後に縮んでいます。

50日線と200日線の差は8777ドルで、ゴールデンクロスの状態が続いています。上値メドは30日の高値7万8804ドル、その上は20日線8万910ドルで、下値メドはバンド下限7万7201ドル、その下は100日線7万6458ドルと30日の安値7万6326ドルです。

4時間足チャート

4時間足では、価格が20期間線7万7844ドルのすぐ下にあり、50期間線7万9459ドル、100期間線8万717ドル、200期間線8万2235ドルも下回っています。50期間線は200期間線を2776ドル下回り、デッドクロスの状態です。RSIは41.9です。

直近4本の足は高値7万8285ドル、安値7万7620ドルの範囲に収まり、出来高は1374BTC、1184BTC、887BTC、762BTCと減っています。MACDはライン-527.0がシグナル-656.3を上回り、ヒストグラムは123.7、126.4、129.3とプラスで推移しています。

ボリンジャーバンドは7万6321〜7万9368ドルで、幅は3.91%です。上値メドはバンド上限7万9368ドルと50期間線7万9459ドルで、下値メドはバンド下限7万6321ドルです。

1時間足チャート

1時間足では、価格が50時間線7万7668ドルを上回り、20時間線7万7970ドル、100時間線7万8434ドル、200時間線7万9445ドルを下回っています。一目均衡表では転換線7万7896ドルが基準線7万7868ドルをわずかに上回り、価格は雲7万7338〜7万8798ドルの中にあります。遅行スパン7万7824ドルは26本前の7万7566ドルを上回っています。

MACDラインは38.5でシグナル72.8を下回り、ヒストグラムは-30.3から-34.4へマイナス幅が広がっています。RSIは47.9です。ボリンジャーバンドは7万7723〜7万8216ドルで、幅は0.63%と非常に狭くなっています。

サポートはバンド下限7万7723ドル、50時間線7万7668ドル、7時台の安値7万7620ドル、24時間安値7万7515ドルです。レジスタンスは基準線7万7868ドル、転換線7万7896ドル、20時間線7万7970ドル、バンド上限7万8216ドル、24時間高値7万8285ドル、100時間線7万8434ドルです。

デリバティブ動向

OI清算

先物の建玉はBinanceで9万5695BTCと、24時間で1501BTC減りました。21時台に543BTC、4時台に1181BTC減っており、4時台は価格が7万7623ドルまで下げた時間帯と重なります。

暗号資産全体の清算は24時間で1億649万ドルで、うち買い持ちが7300万ドルと68.6%を占めました。資金調達率は10月31日1時から11月2日1時まで、すべて0.0100%です。

清算ライン

ロング・ショート比率は1日8時の2.570から2日8時に2.269へ下がりましたが、依然として買い持ちの口座が多い状態です。上位トレーダーの建玉比は1.676です。

下値では、7万7515ドルを割り込むと買い持ちの清算が出やすくなる可能性があります。上値では、7万8285ドルと100時間線7万8434ドルを上抜けると、売り持ちの買い戻しが入りやすくなります。週明けの米国市場が開くと、出来高が戻って値幅が広がる可能性があります。

ETF

米現物BTC ETFの10月30日分は6億4320万ドルの流出で確定し、IBITが2億3370万ドル、FBTCが2億100万ドル、ARKBが1億2950万ドルの流出でした。29日の1720万ドルの流入までの流れから流出に転じ、上場以来の平均8100万ドルの流入に対して約8倍の規模です。コインベース・プレミアムは-119.79ドルです。

オプションは本日17時の満期が3579BTC、想定元本2.79億ドル、プット・コール比率は0.95で、マックスペインは7万8000ドルです。6日17時には2万7018BTC、想定元本21.09億ドルの満期を控え、プット・コール比率は0.34、マックスペインは8万ドルです。

本日のデイトレ注目材料

本日の焦点は、3日0時の米ISM製造業景況指数(予想54.6)と、3日の米中間選挙です。下院は民主党が奪還する可能性が高いと報じられており、暗号資産の法案と規制の行方が論点となります。バイナンスは本日、準備金証明の更新版を公表するとしています。

3日6時台にはパランティアとアップルの決算があり、4日6時台にはAMDの決算が続きます。30日の米国市場では半導体株指数が7.20%安となっており、週明けの米国市場の反応も注目されます。5日0時にはISM非製造業景況指数、6日22時30分には米雇用統計(予想6万5000人増、失業率4.2%)があります。

上抜けシナリオでは、7万8285ドルと100時間線7万8434ドルを上抜ければ、30日の高値7万8804ドル、さらに7万9368〜7万9459ドルを試す展開です。下抜けシナリオでは、7万7515ドルを割り込むと日足のバンド下限7万7201ドル、さらに100日線7万6458ドルと30日の安値7万6326ドルが下値メドとなります。当日見るべきラインは、上値7万8285ドルと下値7万7515ドルです。

まとめ

2日のBTCは7万7824ドルと、前日同時刻から0.36%高でした。バイナンスは出金再開を進め、再開後の純流出は36億ドル余りと開示されましたが、BTCの反応は小さく、米中間選挙を前に7万7000ドル台で小動きとなりました。

日足では100日線の上で値幅が縮み、1時間足のバンド幅は0.63%まで狭まっています。一方、週足は確定間近の陰線で、20日線と50日線はまだ上にあります。

短期の焦点は、7万8285ドルの上抜けか7万7515ドル割れかです。週末の薄商いが終わる週明けの米国市場で、バイナンスの準備金証明と米中間選挙への反応が、小動きからどちらへ抜けるかの分かれ目になる可能性があります。

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