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ストラテジー、最大の脅威はビットコイン急落ではなく資金調達難|調査報告が指摘

2026年8月26日 12:40  Arai Yu

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BTC保有企業のストラテジー(Strategy)の最大の制約は、ビットコイン価格の下落による清算リスクではなく、優先株配当などの継続的な現金支出を賄うための資本市場アクセスにあるとする分析が示されました。暗号資産(仮想通貨)市場で注目されてきた「BTC価格下落で行き詰まるのか」という見方とは異なる構図です。

レジーム・インテリジェンス(Regime Intelligence)の2026年8月の報告書では、ストラテジーのBTC保有量は84万447BTC、その後の8月24日提出のフォーム8-Kでは84万4447BTCで変わらず、米ドル準備金は51億ドルに達しました。

資本構造では、転換社債67.5億ドルと5系列の永久優先株154.3億ドルが積み上がり、先順位債権は合計で約220億ドルとなります。

報告書試算では、BTC価格が約96%下落しない限り、BTCと手元資金だけで転換社債の償還を賄えなくなる事態は生じません。BTCを担保とするマージンコールや、価格下落で自動的に清算を迫る条項も存在しないと整理しています。

一方で、恒常的に発生する現金負担は重く、永久優先株の年間配当は17.25億ドル、社債利払いを含めた年間の現金義務は約17.6億ドルにのぼります。これに対し、2026年上期のソフトウェア事業の営業キャッシュフローは985万ドルにとどまり、2026年上期のソフトウェア事業の営業キャッシュフローだけでは、年間現金義務を賄える規模ではありません。

差額は新たな資金調達かBTC売却で埋める構造になります。報告書は、ストラテジーの耐久力を測るうえで、BTC価格そのものよりも、永久優先株の価格動向と手元資金の推移が指標になると位置付けています。

参考元:Regimeintelligence
画像:Shutterstock