Solana基盤の取引プラットフォームJupiterは2026年7月13日、実物のトレーディングカードをオンチェーンで取得・売買できる「Jupiter Gacha」のβ版を公開しました。カードのトークン化や保管を手がけるCollector Cryptとの提携によるサービスです。
対象には、専門機関が鑑定したポケモンカードとワンピースカードが含まれます。利用者がデジタルパックを開封すると、実物カード1枚を裏付けとするオンチェーン資産を取得し、Jupiter上で取引できます。
Jupiter Gachaは、通常のトークン上場ではなく、ランダムなカードを引くガチャ体験と、取得した資産のオンチェーン取引を組み合わせた機能です。Jupiterが利用画面と取引環境を提供し、Collector Cryptが実物カードの調達、保管、認証、トークン化を担います。
カードはPSA、Beckett、CGCなどの鑑定会社によって評価され、プラスチックケースに封入された状態で保管されます。各オンチェーン資産は、こうした鑑定済みカード1枚と1対1で対応する設計です。
実物カードを裏付けとするRWA取引
実物資産をオンチェーン上の資産として扱う仕組みは、RWAと呼ばれます。Jupiter Gachaでは、現物カードを保管施設に置いたまま、対応する資産をSolana上で売買できるため、カードを都度配送せずに所有権を移転できます。
Jupiterは従来、複数の分散型取引所を横断して取引経路を提示するアグリゲーターとして利用されてきました。今回の機能により、暗号資産(仮想通貨)だけでなく、実物のコレクティブルを裏付けとする資産の取引にも領域を広げます。
サービスにはリーダーボードが用意され、パックの購入などを通じて最大10万ドル規模の報酬を受け取れるプログラムも実施されています。ただし、β版時点での売買手数料や保管料、現物カードの配送・償還方法、日本からの利用条件などは明らかになっていません。
今回のサービスについて、The Pokémon CompanyやNintendoなどの権利者との正式な提携は発表されていません。既存の実物カードをCollector Cryptが保管・トークン化し、二次流通させる第三者サービスとして提供されています。
参考元:theblock