DeFiポートフォリオ管理ツール「Zapper」の共同創業者兼CEO、セブ・オーデ氏が7月8日、同サービスを2026年8月3日に終了すると発表しました。停止対象はzapper.xyz、モバイルアプリ、APIを含む全サービスです。Zapperはピーク時に月間アクティブユーザー200万人超、累計取引高130億ドル超を記録した主要ツールで、暗号資産(仮想通貨)のDeFi利用者に移行対応を迫る内容です。
Zapperは、複数のウォレットや分散型金融(DeFi)サービスにまたがる資産状況を一覧できる管理ツールとして使われてきました。ユーザーはウォレットを接続することで、保有資産、流動性提供、取引状況などをまとめて確認できました。
同サービスは資産を預かるカストディ型ではなく、ウォレット接続型の閲覧・管理サービスです。このため、サービス終了によってユーザーの資産そのものが失われるわけではありません。一方で、Zapper上で確認していたポジションや利用履歴の把握、日常的な資産管理については、別の手段への切り替えが必要になるとみられます。
オーデ氏は発表で、「約7年にわたりZapperを構築してきましたが、Zapperを段階的に終了することを残念に思います」と説明しました。そのうえで、「複数の選択肢を検討し、一部は可能な限り追求しましたが、秩序ある段階的終了が最善の道だとの結論に至りました」と述べています。
Zapper終了で必要になる資産管理とAPIの移行
APIを利用している事業者や開発者には、移行を支援するメールが個別に送付される予定です。ZapperのAPIは外部サービス側のデータ取得や表示機能に組み込まれている場合があり、停止までに接続先や運用方法の見直しが必要になるとみられます。
一般ユーザーにとっても、影響はログイン先が使えなくなるだけにとどまりません。DeFiでは、資産が複数のブロックチェーンやプロトコルに分散しやすく、保有状況の確認にはダッシュボード型の管理ツールが広く利用されています。Zapperの終了後は、ウォレット本体や各プロトコルの画面、別のポートフォリオ管理サービスなどを使い、資産状況を確認する必要があります。
参考元:The Block