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ビットコイン・イーサリアム・リップル上昇|ウォーシュ議長発言で利上げ警戒後退、仮想通貨は反発

2026年7月2日 11:53  Arai Yu

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暗号資産(仮想通貨)市場は7月1日から2日午前にかけて反発し、ビットコインが心理的節目の6万ドルを回復しました。7月1日は前日の下げを引き継いで5万8000ドル前後で軟調に推移し、朝方には約21カ月ぶりの安値圏となる一時5万7945ドル前後まで売られました。

しかし7月1日夜、米国で発表された経済指標が予想を下回り、ウォーシュFRB議長の講演も追加利上げを示唆しなかったことで利上げ警戒が後退。売られ過ぎの反動も加わって切り返し、前日はビットコインの下げが目立った局面から一転、3銘柄そろって上昇しました。

ビットコイン、21カ月ぶり安値から反発し6万ドルまで上昇|本日の焦点は前倒しの米雇用統計

ビットコイン、21カ月ぶり安値圏から6万ドルを回復

BTC/USDT 1時間足チャート

ビットコインは7月1日、5万8000ドル前後で下値を模索し、夜には5万8279ドルまで売られました。しかし7月1日23時ごろから大きく反発し、6万ドルを回復。

7月2日朝には一時6万978ドルまで上昇しました。現在は6万212ドルと24時間で約2.1%高です。安値圏から6万ドルを取り戻したものの、現物ETFの流出が続いていることもあり、6万ドル台を固められるかが目先の焦点です。

イーサリアム、1564ドルから1637ドルへ戻す

ETH/USDT 1時間足チャート

イーサリアムもビットコインの反発に歩調を合わせて戻しました。7月1日夜に1564ドルまで売られた後、7月2日朝には1637ドルまで上昇しています。現在は1619ドルと24時間で約2.2%高と、ビットコインとほぼ同幅の戻りです。1650ドルの回復が次の節目となります。

リップル、1.05ドル台を回復

XRP/USDT 1時間足チャート

リップル(xrp)も戻しました。7月1日に1.034ドルまで下げた後、7月2日朝には1.069ドルまで上昇し、現在は1.057ドルと24時間で約1.3%高です。1ドルの心理的節目を維持したまま1.05ドル台を回復しました。1.07ドルの回復が当面の上値の目安です。

弱い米指標とウォーシュ議長発言で利上げ警戒が沈静化

今回の反発の主因は、追加利上げへの警戒が後退したことです。7月1日発表の6月ISM製造業景況指数は53.3と予想を下回り、仕入価格の低下でインフレ圧力の緩和を示しました。同日のADP民間雇用者数も約9万8000人と予想を下回りました。

さらにウォーシュFRB議長はシントラでの講演で、物価はなお高すぎるとし2%超の上昇は容認しない姿勢を維持しつつ、7月・9月の利上げには踏み込みませんでした。市場は7月の政策金利据え置きを大勢で織り込んでおり、利下げ観測が復活したわけではありませんが、追加利上げを示唆しなかったことが安心材料となりました。

極度の恐怖まで傾いた地合いからの売られ過ぎの反動も、反発幅を広げています。ただし現物ETFの流出は続いており、戻りの持続力には慎重な見方もあります。

今後の展望|焦点は7月2日夜の米雇用統計、3銘柄の注目ライン

市場の最大の焦点は、7月2日夜に発表される6月の米雇用統計です。独立記念日(7月3日)の休場を控えて1日前倒しされたもので、非農業部門雇用者数は前月比10万〜11万5000人程度、失業率は4.3%が見込まれています。

雇用が弱ければ利上げ警戒がさらに和らいで戻りが続く余地がある一方、強ければ追加利上げ警戒が再燃し、再び安値方向へ押し戻されかねません。現物ETFの流出が止まるかどうかも、戻りの持続性を左右します。

注目ラインは、ビットコインが6万ドルの定着と6万2000ドルの回復、下値は5万8000ドルの維持、イーサリアムが1650ドルの回復と1550ドルの維持、リップルが1.07ドルの回復と1ドルの維持です。

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