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JPYC、京都の自販機で円建てステーブルコイン決済を実証|国内初のPoC開始へ

2026年7月2日 17:39  Arai Yu

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JPYC株式会社は6月30日、円建てステーブルコイン「JPYC」を使った自動販売機決済の実証実験を京都市内で始めると発表しました。期間は2026年7月から9月までを予定し、HashPort WalletからCheerioの自動販売機で飲料を購入できます。自動販売機という日常的な購買場面に暗号資産(仮想通貨)関連の決済手段を持ち込む国内初の取り組みです。

実証実験には4社が参加します。JPYCが決済に使う円ステーブルコインを発行し、HashPortがウォレットを提供し、INSPAYが決済端末と加盟店連携を担い、Cheerioが自動販売機と飲料を提供します。利用者は専用ウォレットを通じてJPYCで支払い、現金や交通系電子マネーとは異なる形で飲料を購入できます。

設置場所は3カ所です。EIKI行政書士事務所(京都市東山区)、タイムズ岡崎公園西(京都市左京区)、ワインスポットナカムラ(京都市左京区)に初期導入します。観光地や市街地に近い場所を含めて展開することで、イベント来場者だけでなく一般利用の場でも試せる形にしました。

JPYCの岡部典孝代表取締役社長は、自動販売機という身近なシーンでJPYC決済を体験できる今回のPoCについて、「ステーブルコインの社会実装に向けた重要な一歩」と位置付けました。暗号資産の利用場面は取引所やオンラインサービスに偏りがちでしたが、今回は飲み物を買うという小口決済に広げる試みです。

IVS会場で7月1日に半額キャンペーン

今回の取り組みは、京都で7月1日から3日まで開かれるスタートアップカンファレンス「IVS2026」と連動します。JPYCは会場の「みやこめっせ」で開かれる「IVS Startup Market」に出展し、ブース番号SA-8で事例を紹介します。

初日の7月1日には、会場内の特設自動販売機でJPYC決済の半額キャンペーンを実施します。来場者は実際にウォレットを使って支払いを試せるため、ステーブルコイン決済を展示物として眺めるだけでなく、その場で購買体験として確かめられます。決済の使い勝手は、技術の新しさよりも「普段の支払いに混ざれるか」で評価されやすく、自販機はその試金石になりやすい場面です。

HashPortの吉田世博代表取締役CEOは、日常的な場所でJPYC決済を体験できる取り組みだと評価しました。INSPAYの王越代表取締役社長も、自動販売機は日本で最も身近で高頻度な決済接点の一つだとしています。

岡部氏は7月2日にIVS2026のCRYPTO STAGEへ登壇する予定です。展示と実証を同時に進めることで、ステーブルコインを「保有するもの」から「使うもの」へ近づける実験が、京都の街中とイベント会場で始まります。

参考元:prtimes
画像:Shutterstock

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