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ビットコイン・イーサリアム・リップル上昇|ホルムズ海峡の閉鎖否定、懸念後退で仮想通貨は反発

2026年6月22日 13:03  Arai Yu

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暗号資産(仮想通貨)市場は6月21日から22日午前にかけて、地政学リスクに揺れる展開となりました。イランによるホルムズ海峡の再封鎖主張で地政学リスクが再燃すると、22日早朝にかけて3銘柄はそろってレンジ下限まで下押し。

その後、米国のバンス副大統領が封鎖を否定し、米イラン協議の進展も報じられるなかで過度な警戒が和らぎ、ビットコインとイーサリアムは午前にかけて値を戻しました。一方、リップルは戻りが鈍く、3銘柄で唯一マイナス圏に沈んでいます。

ビットコイン、6万4000ドルの攻防|イラン、ホルムズ海峡再封鎖主張で地政学リスク再燃

ビットコイン、6万4000ドル台へ持ち直し

BTC/USDT 1時間足チャート

ビットコインは21日、6万3700〜6万4450ドルの狭いレンジでもみ合いました。地政学リスクの再燃で22日早朝に売られ、午前9時ごろに窓内安値の6万3232ドルを付けましたが、これは19日の安値(約6万2200ドル)を割り込まないレンジ下限の再テストにとどまりました。

懸念の後退を受けて午前10時以降は水準を切り上げ、6万4543ドルまで値を戻しています。現在は6万4506ドルと24時間で0.5%高い水準です。6万3000ドルの下支えと6万5000ドルの回復が当面の節目です。

イーサリアム、1750ドル付近まで反発

ETH/USDT 1時間足チャート

イーサリアムも似た足取りでした。21日は1730ドル前後で推移し、22日早朝に窓内安値の1704ドルまで売られた後、ビットコインと歩調を合わせて1748ドルまで持ち直しています。

現在は1741ドルと24時間で0.3%高い水準です。1700ドルが下値メド、1800ドルが上値の壁として意識されます。

リップル、1.12ドルへ下押し後も戻り浅く出遅れ

XRP/USDT 1時間足チャート

リップル(XRP)は反発局面で出遅れ、3銘柄で唯一マイナスとなりました。21日は1.14ドル台で推移した後、22日早朝に窓内安値の1.12ドルまで下落。その後1.15ドルまで戻したものの勢いは続かず、現在は1.14ドルと24時間で0.7%安です。

不透明感のなかで資金がビットコインに向かいやすく、先物建玉の縮小も重なって戻りが最も浅くなったとみられます。1.12ドル付近が当面の支持線です。

ホルムズ海峡の再封鎖主張で地政学リスク再燃、封鎖否定で懸念後退

今回の値動きを主導したのは、中東情勢を巡る地政学リスクの揺れです。イランが原油輸送の要衝であるホルムズ海峡を封鎖したと主張したことでリスク回避が優勢となり、22日早朝にかけて暗号資産は下押ししました。

しかし米国のバンス副大統領が「封鎖の証拠はない」と否定し、米イラン協議の進展も日本時間の朝10時台に報じられると過度な警戒が和らぎ、その時間帯は反発局面と重なりました。22日午前の戻りは、地政学懸念の後退に売られ過ぎからの買い戻しが重なったものとみられます。

需給面では、米国の現物ビットコインETFが直近30日で約63.5億ドルと上場以来最大の純流出となっており、下値を重くする要因として意識されています。

焦点は木曜のPCE物価指数とホルムズ海峡情勢

市場の関心は、引き続き中東情勢と米物価指標です。ホルムズ海峡を巡る緊張が再び高まれば、リスク回避の売りが戻りかねません。

また木曜には5月のコアPCE物価指数と1〜3月期GDP確報が発表され、強い内容となれば利下げ期待の後退を通じてドル高・暗号資産の重しとなる可能性があります。下値の目安は、ビットコインが6万3000ドル、イーサリアムが1700ドル、リップルが1.12ドルです。

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