Slash Vision Pte. Ltd.とみんなの銀行は6月12日、ステーブルコイン決済ソリューションにおける価値共創に向けた基本合意書を締結したと発表しました。みんなの銀行のBaaS基盤を活用し、Slash Appに日本円の入出金をはじめとする銀行機能を組み込む計画です。将来的には、トークン化預金と米ドル連動型ステーブルコインUSDCの交換を含む、日本円とUSDCのオンランプ・オフランプ機能の搭載も構想しています。
Slash Appに銀行機能を載せる提携の狙い
今回の提携では、シンガポール拠点のSlash Visionが持つブロックチェーン技術やアプリ設計と、みんなの銀行が持つ銀行ライセンスとBaaS機能を組み合わせます。まず進めるのは、Slash Appの中で日本円を扱えるようにすることです。
みんなの銀行のBaaSは、銀行機能を外部サービスに組み込める仕組みです。これを通じて、Slash Appに日本円の入出金などの機能を実装できれば、暗号資産(仮想通貨)やステーブルコインを使うサービスと銀行口座の間を行き来する導線がアプリ内でつながる形になります。
Web3サービスでは、ブロックチェーン上の資産を使えても、日本円の出し入れは別のサービスや複数の手続きをまたぐ場面が多いです。今回の枠組みは、その分断を埋める狙いを持つもので、利用者にとっては決済や資金移動の手順を一つのアプリに近づける取り組みです。
両社は、開発するソリューションをSlash Appにとどめず、他の事業者にも展開する方針を示しました。単独アプリ向けの機能追加ではなく、銀行機能とブロックチェーン機能を接続する基盤づくりを視野に入れた提携になっています。
参考元:minna-no-ginko公式
