CoinPartner

【完全無料】業界最大級の仮想通貨オンラインサロン

詳細はこちら

バイナンス、AIで約1兆7000万円の潜在被害を阻止

2026年5月12日 13:17  Arai Yu

※この記事には広告・PRが含まれます

暗号資産(仮想通貨)取引所大手バイナンスは、2025年1四半期から2026年1四半期までの15カ月間に、AIを活用したセキュリティ対策で10.53億ドルの潜在的なユーザー損失を防ぎました。円換算では約1.7兆円にあたります。

保護したユーザー数は540万人超にのぼりました。詐欺やフィッシングの手口がAIで高度化するなか、取引所の防御力が利用者保護の中身を左右する状況が鮮明になっています。

100超のAIモデルで被害額はどこまで広がったか

今回の実績は、バイナンスが公開したセキュリティ報告で示されたものです。2025年末までに24超のAI施策を展開し、100超のAIモデルを運用していることも明らかにしました。

2026年1四半期だけでも、詐欺やフィッシングの試行は2290万件に達しました。この期間に保護した資金は1.98億ドルで、日本円では約3112億円です。

数字の大きさが示すのは、被害が発生した後の補償よりも、送金やアクセスの段階で異常を見抜いて止める仕組みの重要性です。暗号資産の取引は24時間止まらず、一度資金が外部に流出すると追回収が難しいケースが多いだけに、事前検知の精度がそのまま利用者の安全性につながります。

資金回収と捜査支援にも広がる対応

保護の範囲は、未然防止にとどまりません。2025年には4.8万件の事案で資金回収を支援し、回収額は1280万ドルとなりました。前年から41%増えています。

法執行機関との連携も拡大しました。2025年に対応した要請は7.1万件超で、不正資金1.31億ドルの没収を支援しています。