CentrifugeがBase上で立ち上げたS&P500連動トークン「deSPXA」の取引が急拡大しています。分散型取引所Aerodromeでの1日あたり取引量は、ローンチから8日目の4月8日ごろに100万ドルを超えました。米主要株価指数への値動き連動をブロックチェーン上で扱う需要が、実際の売買データとして表れました。
deSPXA、Base上で24時間取引に対応
deSPXAは、Janus HendersonのS&P500インデックスファンド「SPXA」を基盤に、S&P Dow Jones Indicesのライセンスの下で発行されたトークンです。Centrifugeは3月30日、Base上で同トークンを公開し、「S&P 500. Now built for DeFi.」と打ち出しました。
取引の受け皿になっているのは、Base上の分散型取引所Aerodromeです。日次取引量は短期間で拡大し、4月8日ごろには100万ドル超に到達しました。立ち上がり直後の新規トークンとしては大きい水準で、単なる話題先行ではなく、実際に売買が成立していることを示しています。
この動きが示すのは、株式市場の代表的な指数へのアクセス手段が、証券口座や取引時間に縛られない形で広がり始めたことです。Baseのようなブロックチェーン上では、ウォレットを通じて24時間取引できるため、米国市場の立会時間外でもポジションを持てます。
deSPXAは価格連動を眺めるだけのトークンではありません。DeFi上で売買できるだけでなく、借り入れやショート、流動性提供などの戦略にも組み込めます。株価指数へのエクスポージャーが、暗号資産(仮想通貨)市場で一般的な金融機能と接続されたことで、RWAとDeFiの距離が一段と縮まりました。
S&P500のオンチェーン展開、Hyperliquidにも拡大
S&P500のオンチェーン展開は、deSPXAだけにとどまりません。S&P Dow Jones Indicesは3月18日、Trade[XYZ]に対し、Hyperliquid上でS&P500パーペチュアル契約を提供するためのライセンスを付与したと発表しました。公式ベンチマークに連動するオンチェーンの永久先物としては初の事例です。
S&P500がオンチェーンへ、Hyperliquidで公式パーペチュアル初提供
現物に近い形で指数連動トークンを扱うdeSPXAと、デリバティブとして値動きを取引するHyperliquidの事例は、入口は異なっても同じ変化を映しています。これまで伝統金融のインフラ内で完結していた代表的な指数商品が、ブロックチェーン上の取引基盤に持ち込まれ始めたという点です。
こうした商品が無許可の模倣ではなく、指数提供元のライセンスを得た形で出てきていることが重要です。S&P500のような知名度の高い指数は、価格そのものだけでなく、ブランドと信頼性が商品価値の一部を占めます。
公式ライセンスの付与は、DeFiが既存金融の指標を取り込む段階から、正式な接続を模索する段階に進んだことを示しています。
参考元:CoinDesk
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