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モルガン・スタンレー、手数料0.14%の現物ビットコインETF「MSBT」申請 

2026年3月31日 14:19  Arai Yu

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モルガン・スタンレーが現物ビットコインETF『Morgan Stanley Bitcoin Trust(MSBT)』の手数料を年率0.14%とする修正S-1を米証券取引委員会(SEC)に提出し、米国の大手商業銀行として初めて同市場に参入する見通しとなりました。

最大手ブラックロックの『IBIT』が設定する0.25%を大きく下回る水準で、現物ビットコインETF市場で再び手数料競争が強まる構図が鮮明になりました。

NYSE Arcaはすでに上場を承認しており、BloombergのETFアナリストらは4月上旬にもローンチする可能性があるとみています。現時点で正式な上場日は確定していませんが、上場準備は最終段階に入ったと受け止められています。

MSBT手数料0.14%、IBIT比で約44%低水準

MSBTの0.14%という手数料は、IBITの0.25%より11ベーシスポイント低く、率にすると約44%安い計算です。BloombergのシニアETFアナリスト、Eric Balchunas氏はXへの投稿で、MSBTは市場で最も安い現物ビットコインETFになると指摘しました。

ETF市場では、手数料の差は長期保有の資金ほど効いてきます。現物ビットコインETFは値動きそのものでは差別化しにくく、投資家が比較しやすいのはコストと流動性、販売網です。

そのため、0.14%という水準は単なる値下げではなく、既存大手のシェアに直接切り込む価格設定といえます。

モルガン・スタンレー参入でETF競争が新局面

今回の参入で注目されるのは、手数料だけではありません。
モルガン・スタンレーは約1万6,000人超のファイナンシャルアドバイザーを抱え、ウェルスマネジメント部門で数兆ドル規模の顧客資産を扱っています。

ETFは上場商品であるため誰でも市場で購入できますが、実際の資金流入では、どの金融機関がどの商品を顧客に提示しやすいかが大きく影響します。

この点で、モルガン・スタンレーは発行体であると同時に、有力な販売チャネルも持つ立場です。自社のアドバイザー網を通じて富裕層や機関投資家に提案しやすく、外部資産の取り込みにもつなげやすい構造があります。

これまでの市場は、資産運用会社や暗号資産(仮想通貨)に近いプレーヤーが主導してきました。そこに伝統的な銀行大手が、最低水準の手数料と広い販売網を携えて入ってくることで、現物ビットコインETFは暗号資産商品であると同時に、主流の資産運用商品として競争する段階に入ったことが改めて示された形です。

参考元:coindesk
画像:shutterstock

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