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エルサルバドル政府のBTC運用に米上院が制裁調査法案を正式提出

2025年7月10日 12:14  11月18日 11:49  kishimoto

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7月に、クリス・ヴァン・ホーレン(D‑MD)、ティム・ケイン(D‑VA)、アレックス・パディージャ(D‑CA)上院議員ら民主党が、「El Salvador Accountability Act of 2025」(上院法案S.2058)を提出しました

画像を選択すると米国議会の掲載ページに移動します。

目的と対象

エルサルバドル政府(ナジブ・ブケレ大統領、フェリックス・ウジョア副大統領他)による、ビットコイン購入・保有資金の使用に関し、「汚職」「制裁回避」「人権侵害」が疑われるとして、制裁措置(資産凍結・査証禁止・金融支援の停止など)を検討します。
調査項目
・政府がビットコイン購入に使った公金の総額
・取引に使われた暗号資産取引所やウォレットアドレス
・ビットコインへのアクセス権を持つ人物
・汚職・資金洗浄・制裁回避との関連性
報告義務

法案成立後、国務長官と財務長官は90日以内に議会に報告書を提出しました。
そのうちの非機密部分は公表される予定です

なぜ今このタイミング?

ビットコイン政策への懸念

エルサルバドルは2021年に世界初でビットコインを法定通貨化しています。
以降、毎日1BTC購入の計画を継続し、保有高は6,000~6,200BTC(約6億〜6.8億ドル相当)に上ります

人権および制裁回避リスク

ブケレ政権は強権的な政治姿勢で知られ、「非常事態法」などを用いた市民の抑圧も批判されており、今回の法案ではその状況と併せてビットコインの役割も問題視されています
政治的背景

民主党上院が主導するこの法案は、共和党の支持は見込めず、成立は困難ともされます。
ただ、米中との地政学的駆け引きの中で、ビットコインは「法定通貨」以上に影響力を持つ武器になりつつあります。

エルサルバドル側の反応

ブケレ大統領はX(旧Twitter)にて、米民主党議員を“just salty”(嫉妬深い)と揶揄しました
このコメントが示すように、政権内には反発の色が濃いです。

今後の展望

項目 内容
報告書の行方 90日以内に提出予定。公表部分と機密部分の内容が今後の制裁判断の鍵
制裁の可否 米議会および行政の判断に委ねられるが、政治的なハードルが高い
国際的な影響 ビットコインが法的・金融的に国際的監視対象となり、他国の政策にも波及する可能性

まとめ

ビットコインは純粋な「経済実験」から地政学的影響力を持つ「政策ツール」へと変質

エルサルバドルの例は、それが理論上のみならず、国家戦略として現実に機能しうることを示しました。

規制と信頼性の新たなバランスへの挑戦

ビットコインが政府の手で大量購入・運用されると、市場流動性だけでなく、国際的な信頼性や透明性が問われます。
この調査は、政府による保有・運用ルートの可視化が必須だというメッセージになります。
米国の次の行動:監視から行動へ?

法案は単なる調査に留まらず、制裁の土台作りとなる可能性があります。
今後の報告内容および政権交代後の政策変化が注目されます。

・米上院民主党が「2025年エルサルバドル説明責任法(S.2058)」を提出しました。
・ビットコインが政府レベルで汚職・制裁回避に使われている可能性を調査します。
・90日以内に報告書提出義務。条項には資産凍結や査証制限の要素もあります。
・エルサルバドル政府は強く反発しました。
・今後、実際の報告書の内容と、それに対する米政府の対応に注視が必要です。

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