破綻したFTXを利用していた台湾の約950人のユーザーが、合計で1億5000万ドル(約210.5億円)相当のデジタル資産を取引所に保有していたことが明らかになった。
銀行預金金利がほぼゼロである一方で、FTXが利子付きのデジタル資産を提供していたことが、台湾におけるFTXの人気が高かった理由であるとみられる。
台湾ユーザーに人気のFTX
台湾の法律事務所Enlighten Law Groupによると、仮想通貨取引所FTXが破綻した際、台湾の約950人のユーザーが1億5000万ドル(約210.5億円)相当のデジタル資産を取引所に保有していたという。
同事務所はまた、4人の個人がそれぞれ500万ドル(約7億円)以上の損失を被ったことを明らかにした。
Wublockchainのレポートにあるように、台湾のFTX被害者の数は、中国で報告された被害者の30倍以上に上る。また、500万ドルを超える損失を被ったのは1人だけだ。
FTXのが台湾ユーザーを惹きつけている理由について、Enlighten Law Groupは、ローカルなパートナーやアンバサダーを効果的に利用していることを指摘している。
また、台湾のユーザーが簡単に資金にアクセスできること、FTXの所有者が中国人でなかったことも、台湾における人気につながったという。
低金利の台湾
Enlighten Law Groupによると、台湾におけるFTX人気にはもう一つ理由があり、それはFTXが8%の利付商品を提供していたことだという。
台湾では、銀行預金の金利はほぼゼロであり、住宅ローンやクレジットローンの金利は3%程度あればよい。
一部の台湾人ユーザーはこの金利の差を利用して、「銀行から借りてFTXに再預金する」ことで利益を得ようとしていたとみられている。
現在の時点では台湾当局による介入の可能性は低いと言われているため、Enlighten Law Groupは台湾のユーザーに対し、司法手続きが進行中とされるアメリカに救済を求めるよう促している。
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