ビットコインは2週連続落、ファンダも足を引く展開

先週(14日〜20日)のビットコイン(BTC)対円相場の週足終値は、前週比448,711円(9.22%)安の4,417,644円と2週続落。対ドルでは心理的節目の40,000ドルを週足終値で割り込んだ。

ウクライナ情勢が悪化する中、先週のBTC対円は490万円を巡り上値が重くも底堅い展開で始まると、BockFiと米証券取引委員会(SEC)の和解や、ロシア軍の一部撤退の報道を受けて520万円近辺まで値を戻した。一方、中後半からは、ロシア軍が一転してウクライナ国境での増兵、ロシアメディアによるウクライナ軍の砲撃の報、更には、ブリンケン米国務長官とバイデン米大統領がロシアによるウクライナ侵攻を仄めかす発言が相次ぎ、BTCは株価の下落に連れ安となる格好で下値を広げ、対ドルで節目40,000ドル水準となる460万円まで押した。

週末には、テクニカル的なサポートが豊富な同水準で相場は一時下げ止まるも、親ロシア派が実効支配するウクライナ東部で一部ガスパイプラインが爆発、週末のミュンヘン安全保障会議で欧米各国による対ロシア追加経済制裁準備の警告など、欧米とロシアの関係悪化に改善は見られず、相場は460万円を割り込み437万円周辺まで一段安を演じた。

第1図:BTC対円チャート 1分足 出所:bitbank.ccより作成

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