シカゴを拠点とする米国の仮想通貨取引所のFTX USは、ラウンドAで4億ドル(約460億円)の新たな資金調達を受けたことを発表。これを受け同社の企業価値が80億ドル(約9,200億円)までに達した。
今回のシリーズAには、ソフトバンクグループコーポレーション、テマセクホールディングス、パラダイム、マルチコインキャピタルなどの企業が参加。ソフトバンクは過去にもFTXの資金調達ラウンドに参加している。
FTX USの社長であるブレットハリソン氏は、「暗号資産がより国際的な金融の情勢によっては、より多くの役割を果たすことが予想され、今後我々はアメリカ国内の規制の中で主要なデリバティブ取引所となるだろう」と述べた。
FTX.usは今後、調達した資金をデリバティブの強化や、新しい事業の立ち上げ、企業への戦略的投資や買収などに活用していくとしている。
FTX.usの親会社であるFTXも資金調達に積極的な姿勢を見せており、69人の投資家から4億2,000万ドル(約483億円)を調達、評価額が250億ドル(約2兆8,750億円)に達している。
同取引所は、カリフォルニア記念スタジアムとマイアミNBAスタジアムの命名権を取得したり、大リーグで活躍する大谷翔平選手をアンバサダーとして起用するなどマーケティング活動にも力を入れている。
日本市場へも参入するとみられているFTXの動向に今後も注目していきたい。
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この記事はCOINTEREGRAPH「Crypto exchange FTX US closes $400M funding round to reach $8B valuation」を参考にして作成されています。
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著者: CoinPartner 編集部 Ichijo