本記事では、2020年のリップル相場を振り返り、2021年の対策をしていく。
ぜひ最後まで読んでいってほしい。
(参考 TradingViewのXRPUSDチャート 週足)
リップルは2月から3月にかけては新型コロナウイルスの影響で大幅下落があった。
2月12日には1日で約-40%の暴落が生じた。
しかし、暴落後はなんとか価格を回復させ、10月頃まではあまり大きな価格変動もなく停滞が続いていた。
この期間においては、新型コロナウイルスによる暴落が生じてすぐにはネガティヴな見解が多かったが、その後しばらくしてからはポジティブな見解が増えていった。
その要因の一つとしてODL(=On-Deman Liquidity/オンデマンド流動性)が拡大された点にあるだろう。
リップル(Ripple)社の製品管理および企業開発担当上級副社長を務めるAsheesh Birla氏が、2021年以降のリップル社の計画、そしてXRPに関する展望については、引き続きODL (オンデマンド流動性)を拡大していくと述べている。
(参考 TradingViewのXRPUSDチャート 日足)
最初にリップルが大きく動いたのは11月だった。
11月に入ってからは着々と価格を上昇させてきたリップルはビットコインの急騰に伴い、11月21日には+25%を超える大暴騰が起こり、その後も11月23日にも+15.3%という暴騰を見せた。
そして24日には0.78ドル(80.86円)を記録した。
その後もしばらくは高値付近での価格変動が続いていた。
高値での攻防に注目されていたリップルに異変が生じたのは12月19日からだ。
19日に日足で下落が始まると、その後も下落は続いていった。
そして23日の1日間では-40%もの大暴落が生じた。
そしてその後も下落は続き、現在では0.18ドル(18.66円)付近まで下落している。
この暴落の大きな要員として考えられるのは、リップル社の訴訟問題だろう。
リップル(Ripple)社のCEO(最高経営責任者)であるBrad Garlinghouse氏は、12月23日に米証券取引委員会(SEC)による同社提訴について再び言及した。
そんな中で一部の弁護士らははリップル社が劣勢にあるとみている。
リップルは11月にビットコイン急騰の影響もあり大幅上昇が生じたが、12月には反発が生じ底を突く勢いで下落してしまった。
ビットコインとともに着々と上昇を続けていたリップルだが、今後はリップルから離れた投資マネーがビットコインに流れる可能性も十分になるため更なる下落も十分に考えられる。
直近では、大手仮想通貨関連企業MessariのCEOであるRyan Selkis氏が更なる下落を予想している。
同氏の考えるように来年に0.1ドルを下回る可能性はあると考えている。
また、今回の訴訟問題に進展があった際には価格に大きな影響を与える可能性もあるため、11.12月に激動の2ヶ月を迎えたリップルは今後どのような動きを見せるのかに注目していきたい。
上記で今年1年を存分に振り返り、来年に向けた対策を練ってもらえれば幸いである。
(ここに記載された見解は著者のものであり、必ずしもコインパートナーの見解を反映するものではありません。すべての投資にはリスクが伴うため、意思決定の際には独自に調査を実施する必要があります。)
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著者: CoinPartner 編集部 CoinPartner