Bithumbに立ち入り捜査

​2018年2月1日、韓国最大手の暗号資産(仮想通貨)取引所Bithumbに警察の立ち入り捜査が入りました。

その原因は、どうやら昨年6月にあったハッキング事件​の捜査のためとされています。

韓国ではその前日、Coinoneという別の暗号資産(仮想通貨)取引所にも立ち入り捜査が入っており、「韓国当局が暗号資産(仮想通貨)を規制するための布石」だとか「Bithumb社の杜撰なセキュリティに当局の堪忍袋の緒が切れた」などという憶測が飛び交っています。

警察は「現在捜査中の事件に関してはコメントを控える」という方針を取っているため、詳しいことは未だによくわかっていません。


この事件が暗号資産(仮想通貨)市場に与えた影響

「去年起きた事件の捜査」という一見全くマイナスに見えなそうなこの事件ですが、実際にはマイナス材料として働いてしまっています

というのも、韓国国内ではかなりこのニュースが大々的に報道されたらしく、先ほど紹介した根も葉もない憶測が真実味を帯びた、とまではいかないまでも投資家達を動揺させ、大きな警戒心を抱かせてしまったようで、ビットコイン暴落の一要因になってしまった可能性が高いです。

この日ビットコインは100万円を割る大暴落をしてしまいました。このことについてはこちらの記事をご覧ください。

2月1日、12月に迎えたピークの約半分までビットコインは暴落し、なんと約二ヶ月半ぶりに100万円を割りました。この大暴落のウラにはどのような要因があったのか、4つのポイントをコインパートナーが分析し、解説します!


まとめ

​いまのところBithumbでは単に過去の事件の捜査が行われているだけのようですが、この立て続けに行われた韓国の取引所捜査のウラに何か政治的意図が絡んでいるのかなどは依然不明です。

ただ、今後もこのような事件があった場合、一見何のマイナス材料にもならないように見えても投資家の心理的な要素によってマイナス材料に転じてしまうこともあるということは肝に銘じておいたほうがいいでしょう。