仮想通貨取引所BinanceのCEOはQuadringCXを批判

BinanceのCEOであるChangpeng Zhao氏は「暗号資産(仮想通貨)取引所QuadrigaCXの状況は出口詐欺のようだ」という主張を、Venture Coinistとのインタビューの中で語っている。

QuadrigaCXとはカナダにある暗号資産(仮想通貨)取引所のことで、CEOが死んだことにより約150億円分の暗号資産(仮想通貨)が取り出せなくなってしまったことで最近話題になっている。

原因はQuadrigaCXのCEOが死亡してしまったことによって、ウォレットのアドレスを知る者がいなくなってしまったことにある。

一人の記憶に頼ったセキュリティは、顧客の資産を安全に確保することよりも「利益を生み出す」ことに重点を置いてしまったことによる

Changpeng Zhao氏はこのようなセキュリティ体制と経営陣の考え方を見てこの発言を残しているようだ

しかしながらZhao氏は事件の詳細を認識していないため、この発言は間違っているかもしれないと付け加えている。


度重なるハッキング事件にどの暗号資産(仮想通貨)取引所も敏感になっているが、世界一の取引所であるBinanceでは特にセキュリティに力を入れている。

自分の取引所の安全性を主張するシーンも見られ、うまく売り出すための戦略的批判のようにも思える。

同氏の発言はもっともで、セキュリティを重視して暗号資産(仮想通貨)取引所を選ぶことは今後最も重要であるかもしれない。