仮想通貨市場は大きく反発の展開に

​今日の暗号資産(仮想通貨)市場は全面的に上昇する展開となり、市場にはいまだなお期待感が広がっている。

しかしながら長期的には下降トレンドとなると考えている。

今回上昇した材料としては、ライトコイン財団が、ライトコインの拡張ブロックを通して、匿名性を向上させるためにBEAMが援助を行うことが公式発表したことが考えられる。

暗号資産(仮想通貨)ライトコインの開発者が、アップデートによって匿名性を保った取引を可能にすると発表したことも影響しているかもしれない。

これら二つの好材料を考えると今回の上昇はライトコイン先導のものだったと考えてもよい。

(前日比13%の上昇を見せた仮想通ライトコイン 出典:TradingView LTC/USD 1時間足)​

では、ほかの主要暗号資産(仮想通貨)はどのような値動きを見せているのであろうか。

ビットコイン(BTC)

8日20時現在のビットコインの価格は371,800円となっている。前日同時刻比+1.0%の上昇となった。

(出典:TradingView BTCUSD 4時間足

これまでの価格推移は昨年の安値同士を結んでできる下降チャネルが最も意識されている。

現在は下降チャネルのハーフラインと紫のレジスタンスラインのウェッジが一番目立つテクニカルだ。

この持ち合いも終盤を迎え今後のトレンドを形成していく重要局面となりそうだ。

二つのラインのうちどちらを割るかに注目すると良い。

1時間足での値動きは以下のようになっている。

(出典:TradingView BTCJPY 1時間足

ここ最近のビットコインの値動きはフィボナッチラインが強く意識されている。

特に37.3万円(紫ライン)と37.7万円(黄緑ライン)はかなり意識されており今後このラインをブレイクすれば、大きな上昇が見込めるであろう。上昇の目安としてはまずは39万円となる。

逆に赤ライン(36.5万円)を割れば、今後大きな下落も考えられる。下落の目安としては昨年安値の35.5万円となる。 

8日20時現在のビットコインの価格は371,800円となっている。前日同時刻比+1.0%の上昇となった。

リップル(XRP)

(出典:TradingView XRP/USD 1時間足

2月8日19時現在、暗号資産(仮想通貨)リップル(XRP)の価格は0.301ドル(33.06円)。前日同時刻比で、+1.6%の上昇となった。

リップルはここまでピンクラインで囲まれる下降チャネル内を推移していたが、今日の18時過ぎの上昇でブレイクする展開となった。

下落のシナリオとしては、再度青ライン(0.3ドル:32.87円)を下回るかに注目だ。ここを割り込めば、再度紫ライン(0.294ドル:32.34円)・オレンジライン(0.285ドル:31.1円)と順に目指して下落して行くであろう。

上昇のシナリオとしてはこのまま青ライン上での定着となり、黄緑ライン(0.318ドル:34.9円)まで上昇するかに注目である。黄緑ラインをブレイク出来れば水色ライン(0.325ドル:35.4円)まで上昇する可能性がある。 

2月8日19時現在、暗号資産(仮想通貨)リップル(XRP)の価格は0.301ドル(33.06円)。前日同時刻比で、+1.6%の上昇となった。

イーサリアム(ETH)​

(出典:TradingView ETH/USD 1時間足)

イーサリアム(ETH)の8日19時の価格は11,762円。前日同時刻比+3.68%の上昇となった。

昨日の分析通りの展開となり、水色ライン112ドル:12,318円)​まで上昇する展開となった。

現在はオレンジラインを再びサポートラインとして、推移を続けている。

下落のシナリオとしては再度このオレンジラインを再度割り込み、赤ライン(107ドル:11,768円)​まで下落するかに注目である。そのラインもわれば再び黄緑ラインまで下落して行くであろう。

上昇のシナリオとしては水色ライン(112ドル:12,318円)​を突破出来るかに注目である。ブレイクすることが出来ればピンクライン(116ドル:12,758円)​までの上昇は見込めるであろう