ビットコイン盗難事件のうち、たった2つのハッカーグループによる被害が全体の60%を占めていたことがわかった。
ビットコイン盗難被害全体の60%がたった2つのハッカーグループによるものだと、ブロックチェーン分析企業ChainAlysisの報告書で明らかになった。
この報告書によると、これらのグループは一回のサイバー攻撃で平均9,000万ドル相当のビットコインを盗難している。
これらのハッカーグループは報告書内で「アルファ」、「ベータ」と呼ばれており、前者は巨大で厳重に管理された組織、後者は厳密な組織化をされていない少人数の集団、という特徴がある。
このようなハッキングの専門集団による暗号資産(仮想通貨)盗難事件は2019年も続く可能性が高く、ユーザーは十分に対策を行う必要があるだろう。
昨今の暗号資産(仮想通貨)市場の停滞は、ハッカーたちにも影響を与えているようだ。
報告書によれば、2018年に入りビットコイン価格が大きく下落すると、ダークウェブにおけるハッカーたちの活動が倍増したという。
今後もビットコインの価格下落が続けば、更にこのようなサイバー犯罪件数は増える可能性もあり、要注意だ。
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著者: CoinPartner 編集部