イギリスの銀行Euro Exim銀行がリップル発の決済ネットワークxCurrentの導入を発表した。

同銀行は今月初めにリップル製品xRapidの導入を発表したばかり。リップルネットワークを介した事業展開を積極的に進めている。

イギリスの銀行がリップルのブロックチェーン技術を導入

イギリスにあるEuro Exim銀行はリップルの決済ソリューションxRapidを初めて導入した銀行として知られている。

そんな同銀行は、新しい取引金融システムを試すためにリップルのブロックチェーン技術を使用する予定のようだ。

Euro Exim銀行は今月9日にクロスボーダー取引に向けてリップルネットワークを導入することが発表されたばかり。前回はxRapidを導入することを発表したが、今回は送金サービスxCurrentの導入を発表。RippleNetの主要商品二つを立て続けに採用する形となった。

xCurrent​に関して、同銀行はブロックチェーン送金、資金決済手続きを行う際のソリューションとして使用することを目的としているようだ。

Euro Exim銀行のコンプライアンスおよび運用責任者であるGraham Bright氏が、Global Trade Reviewに応答。パイロット生産(本格的な生産活動前に行う実験的生産)の効率を上げるべくxCurrentを使用すると述べている。

Bright氏は現在Euro Exim銀行​が採用している決済システムSwiftとxCurrentを比較。後者はブロックチェーン技術を用いることで仲介業者を必要としない、リアルタイムでの取引が出来ると評価した。

さらに、Euro Exim銀行は今年4月までにブロックチェーン技術を商用的に運用すると発表。リップルを通じた新しい決済システムに関するプロモーションビデオを作成するなど、本格的に事業着手している。