ビットコイン(BTC)40万円割れ定着で今後も下目線か

1/27現在のビットコイン(BTC)価格は388,500円となっている。1週間前の同時刻406,300円と比較すると4.3%の下落となっている。

ビットコインは先週の週間分析の下落のシナリオとなってしまい、安値は376,000円をマークしている。

重要な41.1万円ラインを背に価格を落とし、40万円を一気に突き抜けるところから1週間が始まった。

そして、今週は一度も40万円台に回復することがなく、ビットコインは厳しい相場が続いた。

一時重要ラインと考えていた38万円ラインを大きく割る場面もあったが、かなり長いひげを付けての反発となり荒れた相場となった

現在、40万円台まで回復できずに、結局レンジ相場となっている。

以下の画像のオレンジの四角部分が先週の値動きである。(枠線は分析とは関係ありません)

(出典:Trading View BTC/JPY BITFLYER 4時間足)

今週は、まずは水色サポートライン(38.3万円)を割ってしまうのか、それとも反発し、40万円ピンクライン(40万円)付近まで上昇した後にブレイクするのかが争点になりそうだ。

下落のシナリオとしては38万円ラインを明確に下割れするかに注目だ。

その手前に水色ライン(38.3万円)が意識されているが、大きな下落が起こるサインとしては38万円に注目するほうがよい。

この38万円を明確に割る動きが見られれば、昨年安値である35.5万円まで下落する可能性が高くなる。

しかし、先ほども述べたように、大きく割ってからすぐに起こるリバウンドには気を付けたい。

先週の値動きを見ると、一気に35.5万円まで下落するという予想は立てないほうが良いかもしれない。

上昇のシナリオとしてはまず40万円を突破するかどうかに注目である。

先週一週間は上昇したとしても39万円後半で価格が止まり、かなり40万円が意識されているように感じた。

40万円を突破することができれば、41.1万円(青ライン)まで上昇する可能性が高くなる。

そのまま強気相場を継続することができれば黄緑ライン(約42万円)まで到達する可能性も出てくる。

1週間の予想レンジ

  • 最安値35.5万円~最高値42万円:(オレンジライン~黄緑ライン付近)

 ビットコイン(BTC)今後の動向を考察

LS比率

先週20日でのLS比率はロング57.1%、ショート42.9%であった。

これに対して現在のLS比率はロング53.2%、ショート46.8%となっている。

週の初めに大幅下落が起こり、その後はレンジが続いたことからも、相場にいる投資家たちは下目線ということが感じられる。

今後もしこのLS比率が逆転するほどの新規ショートポジションが増える、あるいはロングポジションが解消されることがあれば、暴落の可能性が考えられる。

詳しくは先週の記事を参考にしてい欲しい。

26日の際に価格が上昇したとき(二つの楕円に注目)には、価格が上がっているのにも関わらずショートポジションが急増している。

ピンクライン(40万円)手前でショートポジションが増えていることからも、市場の多くが「40万を突破する可能性は低く、今後下落する」との予想を立てているのであろう。

逆に価格が大きく下がった23日には下がった直後にロングポジションが増加している。38万円を明確に割らなかったことで、市場は上目線になったのであろう。

このことからも、38万円を明確に割る動きがあれば、市場は一斉に下目線になる可能性が高い。

板情報

板とは相場に出ている注文のことで、これを見ればどの価格にどれくらいの注文が入っているのかが一目でわかる。

以下が現在BitMexにでている注文の一覧だ。BitMexは世界で取引量がトップレベルに多く、市場の心理が反映されやすいとされている。

3,590ドル付近に多くの売りの注文がでている。

3,590ドルは日本円では393,000円付近で、重要ライン付近にこれだけの売りが入っているということは市場は下目線ということがわかる。

しかし、この多くの売り注文が、一気に食われるような上昇があれば状況は一変する。

板情報はダミーのものあり、瞬間の情報をチェックするだけでは不十分ではあるが、市場の目線を知るための一つのツールになるため、今後注目してほしい。


ここに記載された見解は著者のものであり、必ずしもコインパートナーの見解を反映するものではありません。すべての投資にはリスクが伴うため、意思決定の際には独自に調査を実施する必要があります。​