日本時間25日にリップル社は2018年第4四半期のマーケットレポートを公表。​会計報告からXRPの現状が垣間見える結果となっていた。

リップル社が2018年第4四半期マーケットレポートを公表

会計報告は現状を忠実に反映

リップル社は自社公式サイトにて、2018年第4四半期(10-12月)のマーケットレポートを公表した。以下が第4四半期の会計報告である。

​(出典 リップル社)

​2018年第4四半期におけるリップル社のXRP売上高は8888万ドル(約9765億円)で、前期比で+36.1%と大幅上昇している。

同期間におけるリップル総取引量の約0.16%に相当する。

一方で、機関投資家向けへの直接販売額(Institutional direct sales)は-50%近い減少。

暗号資産(仮想通貨)価格下落を受けて機関投資家が強固な姿勢に入っている可能性が考えられ、XRP市場の不調を示唆する結果となっている。

リップルの市場流通量は6億XRP増加

​リップル社はXRPロックアップシステム「エスクロー」についても言及。エスクローとは、健全な市場取引を促進するためにリップル社がXRPを保有することで市場流通量を調整するシステムを意味する。

毎月10億XRPずつ市場に解放し、不要な分だけ再回収するというシステムをとっているが、第4四半期は30XRPの放出と24億XRPの回収を行ったことようだ。

残りの6億XRPは市場に残り、RippleNet Accelerator Program​や新サービスXpringへの投資など、自社ネットワークの発展に向けて利用していくと報告した。 ​