ビットコイン(BTC)は10月28日午前8時時点で8万906ドルと、前日同時刻から1.13%高です。24時間高値は28日6時30分の8万1300ドル、24時間安値は27日19時20分の7万9506ドルでした。
米国では半導体株指数が3.6%高となるなどAI株の続伸が続き、前日は追随しなかったBTCも今回は追随して8万ドル台を回復しました。FOMCを前に、6時30分には8万1300ドルまで上昇しています。
本日は17時に4729BTCのオプション満期を迎え、29日3時にはFOMCの結果が公表されます。
値動きの振り返り

BTC/USDT 30分足チャート
BTCは27日8〜20時台に7万9506〜8万388ドルで推移し、8万ドルを挟んだもみ合いが続きました。19時20分には24時間安値7万9506ドルをつけています。21時台に入ると8万497ドルまで上げ、米国市場の取引開始前から上昇が始まりました。
0時台には出来高1185BTCを伴って8万705ドルまで上げ、24時間で最も出来高の多い時間帯となりました。1〜5時台は8万444〜8万836ドルで推移し、6時30分に5分間で出来高295BTCを伴って24時間高値8万1300ドルまで上昇しています。
その後は8万824〜8万1040ドルで推移し、8時は8万906ドルでした。24時間の出来高は1万3236BTC、値幅は2.24%です。ETHは1.58%高、XRPは2.74%高、SOLは0.91%高で、コインベース・プレミアムは-113.38ドルと前日の-136.99ドルからマイナス幅が縮みました。
相場を動かした背景
AI株の続伸にBTCも追随、8万1300ドルまで上昇
27日の米国市場ではAI株の続伸が続き、フィラデルフィア半導体株指数は3.6%高、ナスダック総合指数は1.18%高、S&P500は0.60%高となりました。アジアでも日経平均が1.73%高となり、AIへの楽観が再び強まったと報じられています。前日はAI株高に追随しなかったBTCも、今回は米国時間の21時台から0時台にかけて7万9843ドルから8万705ドルまで上昇し、AI株の続伸に追随しました。
上昇の途中では売り持ちの清算が中心となり、直近12時間の清算9548万ドルのうち7930万ドルが売り持ちでした。米現物BTC ETFは26日に1億1030万ドルの流入となり、流出が止まっています。BTCは6時30分に8万1300ドルまで上昇しました。
BTCへの見方は分かれており、ギャラクシー・デジタルが今は積み立ての好機との見解を示す一方、シティなど3社はBTCの2026年末の目標価格を引き下げたと報じられています。11月中旬に予定されるアンソロピックのIPOに向けて資金が株式に向かいやすく、今回の戻りは小反発にとどまるとの見方も出ています。29日3時のFOMCを控え、10月の利上げ確率は9.2%と据え置きがほぼ織り込まれています。
ビットコイン(BTC)テクニカル分析
週足では、26日9時に始まった今週の足が始値8万154ドル、高値8万1300ドル、安値7万9369ドルで推移しています。価格は20週線7万3177ドル、50週線7万5826ドル、200週線6万7485ドルを上回り、100週線8万9391ドルが上方にあります。RSIは55.5、MACDのヒストグラムは先週の確定値1800.2から1442.1に縮んでいます。
日足チャート

日足では、価格が20日線8万1954ドルと50日線8万1886ドルを下回り、100日線7万5808ドルと200日線7万3069ドルを上回っています。RSIは前日の41.2から45.5に上がりました。MACDラインは-438.3でシグナル-129.6を下回っていますが、ヒストグラムは26日の足で確定した-364.9から、9時に確定する27日の足では-308.7とマイナス幅が縮んでいます。
ボリンジャーバンドは7万9846〜8万4062ドルで、幅は5.14%です。安値は24日7万9221ドル、25日7万9846ドル、26日7万9369ドル、27日7万9506ドルと、7万9000ドル台で4日続けて下げ止まっています。高値は24日8万1214ドル、25日8万1034ドル、26日8万845ドルと切り下がっていましたが、27日は8万1300ドルとこれを上回りました。
50日線と200日線の差は8816ドルで、ゴールデンクロスの状態が続いています。上値メドは50日線8万1886ドルと20日線8万1954ドル、その上はバンド上限8万4062ドルで、下値メドはバンド下限7万9846ドル、その下は24日の安値7万9221ドルです。
4時間足チャート

4時間足では、価格が20期間線8万367ドルを上回り、50期間線8万1402ドル、100期間線8万1903ドル、200期間線8万3008ドルを下回っています。50期間線は200期間線を1606ドル下回り、デッドクロスの状態です。RSIは53.6です。
27日21時からの足は7万9843ドルから8万705ドルまで上げて8万562ドルで引け、出来高3116BTCと直近4本で最も多い陽線でした。28日5時からの足は8万1300ドルまで上げてボリンジャーバンドの上限を一時上抜けています。MACDはライン-227.1がシグナル-370.8を上回り、ヒストグラムは61.7、109.9、143.7と広がっています。
ボリンジャーバンドは7万9585〜8万1148ドルで、幅は1.94%です。上値メドは50期間線8万1402ドル、その上は100期間線8万1903ドルで、下値メドは20期間線8万367ドル、その下はバンド下限7万9585ドルです。
1時間足チャート

1時間足では、価格が20時間線8万256ドル、50時間線8万179ドル、100時間線8万431ドルを上回り、200時間線8万1425ドルを下回っています。一目均衡表では転換線8万595ドルが基準線8万403ドルを上回り、価格は雲8万127〜8万201ドルの上、遅行スパン8万906ドルも26本前の7万9865ドルを上回る三役好転の状態です。
MACDラインは207.5でシグナル116.2を上回り、ヒストグラムは91〜100で推移しています。RSIは63.2です。ボリンジャーバンドは7万9404〜8万1108ドルで、幅は2.12%です。
サポートは転換線8万595ドル、基準線8万403ドル、20時間線8万256ドル、その下が8万ドルです。レジスタンスはバンド上限8万1108ドル、24時間高値8万1300ドル、200時間線8万1425ドル、その上が日足の50日線と20日線が並ぶ8万1886〜8万1954ドルです。
デリバティブ動向
OI清算
先物の建玉はBinanceで9万5203BTCと、24時間で207BTC減りました。0時台に977BTC、6時台に637BTC減っており、上昇の途中で売り持ちの買い戻しが出たとみられます。
暗号資産全体の清算は24時間で1億4544万ドルで、うち売り持ちが9784万ドルと67.3%を占めました。資金調達率は27日9時が0.0100%、17時が0.0087%、28日1時が0.0100%と小幅なプラスです。
清算ライン

ロング・ショート比率は27日19時の2.397から28日8時に2.059まで下がりました。上位トレーダーの建玉比は1.994と、前日の1.955から上がっています。
上値では、24時間高値8万1300ドルと200時間線8万1425ドルを上抜けると、売り持ちの買い戻しが続く可能性があります。下値では、8万ドルと24時間安値7万9506ドルを割り込むと、買い持ちの手じまいが出やすくなる可能性があります。
ETF
米現物BTC ETFの10月26日分は1億1030万ドルの流入で確定し、すべてIBITの流入でした。22日と23日の流出のあと、流入に戻っています。27日分は主要銘柄が未報告で、10月は26日までの累計で2億320万ドルの流出です。
オプションは本日17時の満期が4729BTC、想定元本3.82億ドル、プット・コール比率は0.93で、マックスペインは8万ドルです。30日17時には13万5591BTC、想定元本109.53億ドルの月末満期を控え、プット・コール比率は0.54、マックスペインは7万8000ドルです。
本日のデイトレ注目材料
本日の焦点は、29日3時に結果が公表されるFOMCと、3時30分からの議長会見です。10月の利上げ確率は9.2%で据え置きがほぼ織り込まれており、会見で12月以降の利上げについてどのような姿勢が示されるかが注目されます。直後の29日5時にはアルファベットとマイクロソフトが決算を発表します。
17時にはDeribitで4729BTCのオプション満期を迎えます。29日21時30分には7〜9月期の米GDPと9月のPCE、30日には日銀の会合結果とアマゾンの決算、月末のオプション満期が続き、11月3日には米中間選挙があります。
上抜けシナリオでは、24時間高値8万1300ドルと200時間線8万1425ドルを上抜ければ、日足の50日線と20日線が並ぶ8万1886〜8万1954ドルを試す展開です。下抜けシナリオでは、転換線8万595ドルと8万ドルを割り込むと24時間安値7万9506ドル、さらに26日の安値7万9369ドルが下値メドとなります。当日見るべきラインは、上値8万1300ドルと下値8万ドルです。
まとめ
28日のBTCは8万906ドルと、前日同時刻から1.13%高でした。半導体株指数が3.6%高となるAI株の続伸にBTCも追随し、FOMCを前に6時30分には8万1300ドルまで上昇しました。
日足では7万9000ドル台で4日続けて下げ止まり、高値の切り下がりも止まりましたが、価格は20日線と50日線の下にあり、コインベース・プレミアムもマイナスが続いています。1時間足は三役好転ですが、日足で見れば小反発の範囲にとどまっています。
短期の焦点は、8万1300ドルの上抜けか8万ドル割れかです。29日3時のFOMCと議長会見、直後のアルファベットとマイクロソフトの決算が、8万ドル台の戻りが続くかの分かれ目になる可能性があります。
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