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マスターカード、ステーブルコイン決済のリスク評価サービスを発表

2026年10月20日 17:31  Arai Yu

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マスターカードは10月19日、ステーブルコイン決済の不正や詐欺、制裁違反リスクを評価する金融機関向けサービス「Stablecoin Security」を米ラスベガスで開かれたMoney20/20 USAで発表した。暗号資産(仮想通貨)決済を扱う金融機関は、既存の不正検知やコンプライアンスの仕組みにAPIで組み込み、決済前を含むリスク判定に使えるようになる。

同サービスは、決済データとブロックチェーン上のデータを組み合わせ、資金の出所や取引の文脈、制裁対象への接触状況、詐欺の兆候を分析する。対象は決済開始時点からオンチェーンでの資金移動までのライフサイクル全体で、分析結果はリスクスコアとして提供する。

初期パートナーには、ステーブルコイン決済インフラを手がけるボーダーレス.xyzと、国際貿易決済のキーレールズが加わった。提供は北米から始め、2027年に世界で商用提供する計画だ。同年にはBVNKを通じた展開拡大も予定する。

マスターカードのセキュリティソリューション担当エグゼクティブ・バイスプレジデント、アン・ジョンソン氏は「支払いとブロックチェーンの洞察を組み合わせることで、Stablecoin Securityはマスターカードの詐欺・リスク対応能力をデジタル資産決済に広げ、機関がより情報に基づいた意思決定を行い、信頼を築けるようにする」と述べた。

ステーブルコイン決済の監視強化を後押しする事情として、国際決済銀行(BIS)の2025年調査がある。イーサリアム上の1億4100万件の取引から593百万件超のステーブルコイン移転イベントを分析したところ、約60%は単純送金ではなく、複数の処理を伴う取引の中で発生していた。

参考元:Mastercard
画像:Shutterstock

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