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ビットコイン、8万2000ドル台に反発|株安でも底堅い仮想通貨市場、米テック決算に注目

2026年10月20日 08:31  2026年10月20日 08:32  Arai Yu

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ビットコイン(BTC)は10月20日午前8時時点で8万2055ドルと、前日同時刻から0.36%高です。24時間高値は19日16時30分の8万3158ドル、24時間安値は19日8時20分の8万1700ドルでした。

BTCは8万1700ドル台で3度下げ止まり、8万2000ドル台に反発しています。先週はナスダック100指数が5.5%安となる株安でもBTCの下げは1.98%、仮想通貨市場全体の時価総額も3.1%減にとどまり、底堅い動きが続いています。一方、アジア時間に上げた場面では、8万3000ドル台で2度押し戻されました。

21日5時のネットフリックスとスペースXを皮切りに、今週と来週は米国の大型テック企業の決算が相次ぎます。

値動きの振り返り

BTC/USDT 30分足チャート

BTCは19日8時20分に24時間安値8万1700ドルをつけたあと上げ続け、9時台に出来高817BTCを伴って8万2544ドル、11時台に8万2817ドルまで上昇しました。13〜15時台は8万2484〜8万2918ドルで推移し、16時30分に24時間高値8万3158ドルをつけています。16時台の出来高は1148BTCと24時間で最も多くなりました。

その後は16時台に8万2717ドルまで押し戻され、18時40分に再び8万3096ドルまで上げたものの、19時30分に8万2116ドルまで下げました。22時30分の米国市場の取引開始後は23時に8万1762ドルまで下げましたが、23時台のうちに買い戻され、23時50分には8万2550ドルまで戻しています。23時台の出来高は975BTCと2番目の多さでした。

1時にも8万1749ドルまで下げましたが、その後は8万1800〜8万2270ドルで推移し、8時は8万2055ドルでした。24時間の出来高は1万3136BTC、値幅は1.78%です。ETHは0.48%高、XRPは0.25%高、SOLは1.24%高で、コインベース・プレミアムは-99.2ドルです。

相場を動かした背景

BTCは8万1700ドル台で3度下げ止まり、株式市場より底堅い動き

19日のアジア時間には韓国のKOSPIが1.76%高となり、11時に発表された中国の7〜9月期GDPも前年比4.5%と予想の4.4%を上回りました。BTCは8時20分の8万1700ドルから上げ続け、16時30分に8万3158ドルをつけています。24時間の清算では売り持ちが69.1%を占めており、上昇の途中で売り持ちの買い戻しが出たとみられます。ただ8万3000ドルより上には売り注文が厚く積まれていたと報じられ、18時40分にも8万3096ドルで押し戻されました。

米国市場の取引が始まると、BTCは23時に8万1762ドル、1時に8万1749ドルまで下げましたが、いずれも8万1700ドル台で下げ止まり、8万2000ドル台に反発しています。米株は取引開始直後こそ不安定だったものの切り返し、ナスダック総合指数は1.1%高、フィラデルフィア半導体株指数は1.61%高で引け、懸念されたブラックマンデーは起きませんでした。米10年債利回りは5.142%と、金曜の5.081%から上がっています。

先週はAI関連株の急落で、ナスダック100指数が5.5%安となりましたが、BTCの週足は始値8万3773ドルから8万2116ドルと1.98%安にとどまりました。仮想通貨市場全体の時価総額も3.1%減で、ETHは4.99%安と下げが大きかったものの、株安のなかでも底堅い動きでした。一方、月曜の株の反発局面ではBTCの上げは0.36%と小さく、8万3000ドル台では売りに押されています。

ビットコイン(BTC)テクニカル分析

週足では、19日9時に始まった今週の足が始値8万2116ドル、高値8万3158ドル、安値8万1749ドルで推移しています。先週の足は8万2116ドルで確定し、始値8万3773ドルから1.98%安の陰線でした。価格は20週線7万2514ドル、50週線7万6131ドル、200週線6万7173ドルを上回り、100週線8万9573ドルだけが上方にあります。RSIは57.2、MACDのヒストグラムは先週の確定値2290.1から1921.5に減り、今週の足を含めて3週続けて縮んでいます。

日足チャート

日足では、価格が20日線8万3316ドルを下回り、50日線8万1523ドル、100日線7万4423ドル、200日線7万2610ドルを上回っています。RSIは48.6です。MACDラインは20.5とシグナル413.5を下回っていますが、ヒストグラムは18日の足で確定した-451.4から、9時に確定する19日の足では-393.1とマイナス幅が縮んでいます。

ボリンジャーバンドは8万288〜8万6344ドルで、幅は7.27%です。安値は16日8万809ドル、17日8万820ドル、18日8万684ドル、19日8万1749ドルと切り上がっています。19日の足は高値8万3158ドルと14日以来の水準まで上げましたが、20日線の手前で押し戻され、上ヒゲを残しました。

50日線と200日線の差は8913ドルで、ゴールデンクロスの状態が続いています。上値メドは20日線8万3316ドル、その上はバンド上限8万6344ドルで、下値メドは50日線8万1523ドル、その下はバンド下限8万288ドルです。

4時間足チャート

4時間足では、50期間線8万2342ドルが200期間線8万3130ドルを789ドル下回り、デッドクロスの状態です。価格は20期間線8万1795ドルを上回る一方、50期間線、100期間線8万3198ドル、200期間線を下回っています。RSIは50.4です。

19日21時からの足は8万2757ドルまで上げたあと8万1762ドルまで下げて8万1942ドルで引け、出来高2751BTCと直近4本で最も多い陰線でした。MACDはライン-22.2がシグナル-101.9を上回っていますが、ヒストグラムは152.4から119.8、90.5、79.7と縮んでいます。

ボリンジャーバンドは8万931〜8万2660ドルで、幅は2.11%です。上値メドはバンド上限8万2660ドル、その上は200期間線8万3130ドルと100期間線8万3198ドルで、下値メドは20期間線8万1795ドルとバンド下限8万931ドルです。

1時間足チャート

1時間足では、価格が50時間線8万1930ドルと100時間線8万1868ドルを上回り、20時間線8万2343ドルと200時間線8万2339ドルを下回っています。一目均衡表では転換線8万2149ドルが基準線8万2032ドルを上回り、価格は雲8万1448〜8万1490ドルの上、遅行スパン8万2055ドルも26本前の8万963ドルを上回る三役好転の状態です。

MACDラインは-7.5でシグナル59.5を下回っていますが、ヒストグラムは-105.7から-92.9、-79.6、-67.0とマイナス幅が縮んでいます。RSIは48.7です。ボリンジャーバンドは8万1648〜8万3037ドルで、幅は1.69%です。

サポートは基準線8万2032ドル、50時間線8万1930ドル、100時間線8万1868ドル、その下が3度下げ止まった8万1700〜8万1760ドルです。レジスタンスは転換線8万2149ドル、200時間線と20時間線が重なる8万2339〜8万2343ドル、バンド上限8万3037ドル、その上が2度押し戻された8万3096〜8万3158ドルです。

デリバティブ動向

OI清算

先物の建玉はBinanceで9万4995BTCと、24時間で1699BTC増えました。上昇した9時台に725BTC、11時台に667BTC増えた一方、8万3000ドル台で押し戻されたあとの19時台には1047BTC減っています。米国時間の23時台と0時台には計1268BTC増えました。

暗号資産全体の清算は8時10分時点の24時間で1億9145万ドルで、うち売り持ちが1億3236万ドルと69.1%を占めました。資金調達率は19日9時が0.0050%、17時が0.0100%、20日1時が0.0080%と小幅なプラスです。

清算ライン

ロング・ショート比率は19日8時の1.855から、上昇の途中の19時に1.404まで下がり、20日8時は1.649に戻しました。上位トレーダーの建玉比は19日21時の1.695から、20日1時に1.846まで上がっています。

上値では、8万3096〜8万3158ドルを上抜けると売り持ちの買い戻しが出やすくなる可能性があります。下値では、8万1700〜8万1760ドルを割り込むと、米国時間に増えた建玉の手じまいが出やすくなる可能性があります。

ETF

米現物BTC ETFの10月19日分は、GBTCが5490万ドルの流出で、IBITとFBTCは未報告です。16日分は8240万ドルの流出で確定し、12〜16日の週は2億2840万ドルの流出、10月は16日までの累計で6億1470万ドルの流出となっています。ストラテジーは19日21時10分に267BTCの購入を発表し、ストライブも1223BTCを購入して保有が3万6818BTCになりました。

オプションは本日17時の満期が3529BTC、想定元本2.89億ドル、プット・コール比率は1.50で、マックスペインは8万2000ドルです。23日17時の満期は1万5226BTC、想定元本12.47億ドル、プット・コール比率は1.23で、マックスペインは8万2000ドルです。

本日のデイトレ注目材料

本日の焦点は、今週から来週にかけて相次ぐ米国の大型テック企業の決算です。今週は21日5時にネットフリックスとスペースX、22日5時にメタとテスラが発表し、来週は29日5時にアルファベットとマイクロソフト、30日5時にアマゾンが続きます。29日3時にはFOMCの結果も公表され、10月の利上げ確率は19.5%です。先週の株安ではBTCの下げは小さく、月曜の反発では上げも小さかったため、決算を受けた株の動きにBTCがどこまでつられるかが注目されます。

21時30分には9月の米住宅着工件数(予想131万件)と建築許可件数(予想140万件)、23時には9月の中古住宅販売保留(予想前月比-0.5%)が発表されます。17時にはDeribitで3529BTCのオプション満期を迎えます。

上抜けシナリオでは、20時間線8万2343ドルを上抜ければバンド上限8万3037ドル、さらに2度押し戻された8万3096〜8万3158ドルを試す展開です。下抜けシナリオでは、3度下げ止まった8万1700ドルを割り込むと50日線8万1523ドル、さらに4時間足のバンド下限8万931ドルが下値メドとなります。当日見るべきラインは、上値8万2343ドルと下値8万1700ドルです。

まとめ

20日のBTCは8万2055ドルと、前日同時刻から0.36%高でした。8万1700ドル台で3度下げ止まり、8万2000ドル台に反発しています。先週の株安でもBTCの下げは1.98%、仮想通貨市場全体の時価総額も3.1%減にとどまり、底堅い動きが続いています。

一方、アジア時間には8万3000ドル台で2度押し戻されました。日足は安値の切り上がりが続く一方で20日線の手前で上ヒゲを残し、1時間足は三役好転、4時間足はデッドクロスの状態です。

短期の焦点は、8万2343ドルの上抜けか8万1700ドル割れかです。今週と来週に相次ぐ大型テック企業の決算で株が動いたときに、8万1700ドル台の下値を保ったまま8万3000ドル台を上抜けられるかが分かれ目になる可能性があります。

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