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S&P、カントンでトークン化指数参照の世界初OTCデリバティブ取引を実行

2026年10月14日 17:04  Arai Yu

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S&Pダウ・ジョーンズ・インディシーズ、カイコ、デリブネックスは10月13日、S&Pダウ・ジョーンズ・インディシーズの公式指数をトークン化して参照する世界初の店頭デリバティブ取引が、Canton Network上で成立したと発表した。機関投資家向けの店頭取引を共有台帳で管理する事例として、暗号資産(仮想通貨)・ブロックチェーン関連インフラの実運用が一段進んだ形となる。

取引は、デリブネックスのプラットフォーム上で実行されたトータルリターン・スワップだ。DRWがカウンターパーティ、Marexがスワップ提供者を務め、参照対象にはS&Pダウ・ジョーンズ・インディシーズのiBoxx USD Liquid Investment Grade Indexを用いた。

この指数はカイコがCanton Network上でトークン化し、S&P DJIのライセンス管理や知的財産管理を維持したまま利用できる設計とした。

デリブネックスは取引条件をスマートコントラクトとしてCanton Network上に記録し、Common Domain Model(金融取引の共通データモデル)を使ってライフサイクル全体を管理する。

カイコは署名付きの公式指数値を配信し、Derivnexがそのデータをポジション評価に用いる。これにより、従来の店頭スワップ管理で必要だった複数システム間の照合や当事者間の継続的な連絡を、共有された同期記録に置き換える構成となる。

今回の取引は、分散台帳基盤上で完全にトークン化された指数を参照するOTCデリバティブとして初めての事例であり、Canton Network上でも初のOTCスワップとなる。デリブネックスは次の段階として、担保、デジタル現金、マージン、契約上の支払いをCanton上で連携する機能を予定している。

参考元:プレスリリース

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