暗号資産(仮想通貨)市場は9月17日から18日昼にかけて上昇しました。ビットコイン(BTC)は7万7451ドルで期間2.32%高、イーサリアム(ETH)は2477ドルで3.65%高、XRPは1.32ドルで4.41%高です。
前日のFOMC直後につけた安値から、3銘柄そろって戻しました。米10年債利回りが5%を割ったことが支えで、18日の日銀の利上げが最後のひと押しとなっています。
ビットコイン、FOMC通過で7万7000ドルまで上昇|SECのトークン化株式解禁で関連株は5%超高
ビットコイン、7万7000ドル台を回復

BTC/USDT 4時間足チャート
ビットコインは17日午前3時35分の7万5064ドルを底に、18日昼過ぎには7万7597ドルまで上げました。動いたのは17日午後9時30分です。米新規失業保険申請件数が19万6000件と予想を下回ると、同じ5分足の出来高が期間で最も多くなり、7万7179ドルをつけました。現在値は7万7451ドルです。
4時間足では20期間移動平均の7万6491ドルと200期間移動平均の7万6312ドルをともに回復しました。現物ETFにも17日に1億5950万ドルが流入し、直前2営業日で計7億4600万ドルが流出した流れが止まっています。
イーサリアム、2485ドルまで上げ幅を広げる

ETH/USDT 4時間足チャート
イーサリアムは17日午前3時35分の2369ドルから18日昼に2485ドルまで上げ、戻りは4.40%と3銘柄で最も大きくなりました。現在値は2477ドルです。
4時間足では20期間移動平均を1.59%、200期間移動平均を3.38%上回り、3銘柄で最も上にあります。先物の建玉も日銀の発表前から1.13%増えました。
リップル、20期間線を挟んで攻防

XRP/USDT 4時間足チャート
リップル(XRP)は17日午前3時の1.24ドルから1.32ドルまで上げ、現在値は1.3227ドルです。期間の上げ幅は4.41%と3銘柄で最大でした。
ただし4時間足では20期間移動平均の1.31ドルをかろうじて上回る程度で、200期間移動平均の1.34ドルは1.61%下のままです。資金調達率もマイナス0.0074%と、売り持ちが残っています。
値動きの背景|米金利の低下と日銀の利上げ
17日のFOMC直後は株も金も暗号資産も下げましたが、同じ日のうちにほぼ巻き戻りました。夜の米雇用指標を受けて10年債利回りは5.006%から4.947%へ下がり、5%の大台を割っています。この期間にBTCと最も強く結びついたのは10年債利回りで、相関はマイナス0.645。ドル円のマイナス0.228を大きく上回りました。
17日午後10時には、SECがトークン化した米国上場株の取引に登録義務を5年間免除する命令を出しました。クラリティ法案が止まるなか当局が自ら動いた形で、コインベースが5.75%高、サークルが5.77%高と関連株が反応しています。
18日午前11時54分には日銀が政策金利を1.0%から1.25%へ引き上げました。反対2票がいずれも据え置きを求める側だったため追加利上げの観測が後退し、ドル円は157円14銭と2週間ぶりの円安水準です。ただし期間の上げ幅の8割前後は日銀の発表より前に出ており、主役は米金利でした。
今後の展望|植田総裁の会見と10月のFOMC
18日午後3時30分から植田総裁の記者会見があります。次の利上げに前向きな発言が出れば円高方向に振れ、暗号資産の重しになります。10月27日から28日のFOMCは、追加利上げの確率がほぼ五分五分です。
注目ラインは4時間足の移動平均です。BTCは下値7万6312ドルと上値7万9600ドル、ETHは下値2438ドル、XRPは20期間の1.31ドルを固めたうえで200期間の1.34ドルを回復できるかが鍵になります。
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