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ビットコイン・イーサリアム・XRP小幅安|FRB利上げ後も仮想通貨は底堅く推移

2026年9月17日 16:30  Arai Yu

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暗号資産(仮想通貨)市場は9月16日から17日昼にかけて底堅く推移しました。ビットコイン(BTC)は7万6415ドルで24時間0.56%高、イーサリアム(ETH)は2438ドルで1.47%高、XRPは1.29ドルで0.18%安です。

米連邦準備制度理事会(FRB)は17日午前3時に0.25%ポイントの利上げを決め、米国株と金が大きく下げました。暗号資産はその下げに付き合わず、BTCは同じ時間に0.29%安にとどまっています。

ビットコイン、7万5000ドル台で横ばい|仮想通貨はFOMC利上げで乱高下、追加利上げも示唆

ビットコイン、200期間線で踏みとどまる

BTC/USDT 4時間足チャート

ビットコインは17日午前3時の声明直後に7万5065ドルまで下げたあと、7万6000ドル台へ戻しました。先物の建玉はFOMCの前後で0.60%増えており、下げた場面で新しい買いが入っています。

4時間足では、声明直後の安値が200期間移動平均の7万5899ドルを1.10%割り込みましたが、現在値は同じ線を0.68%上回っています。上値は20期間移動平均の7万6884ドルで、ここまで0.61%です。米国の現物ETFからは15日に4億5040万ドル、16日に2億9590万ドルが流出しており、戻りの重しになっています。

イーサリアム、3銘柄で最も強く戻す

ETH/USDT 4時間足チャート

イーサリアムは声明直後に2369ドルまで下げ、現在は2438ドルと24時間で1.47%高です。3銘柄のなかで最も戻りが大きくなりました。

4時間足では、安値が200期間移動平均の2379ドルを0.43%下回ったあとすぐに線の上へ戻し、現在は2.50%上にあります。上値の20期間移動平均2455ドルまでは0.69%で、ここを超えられるかが次の焦点です。

リップル、1.30ドルで足踏み

XRP/USDT 4時間足チャート

リップル(XRP)は声明が出た午前3時ちょうどに1.24ドルの安値をつけ、現在は1.29ドルです。24時間では0.18%安と、3銘柄で唯一戻しきれていません。

4時間足では200期間移動平均の1.33ドルを2.98%下回ったままで、16日の法案否決から線の下での推移が続いています。先物の建玉はFOMCの前後で3.99%減り、BTCとは逆にレバレッジが抜けました。

タカ派のFOMCと織り込み済みだった市場

FRBは政策金利の誘導目標を3.75〜4.00%へ引き上げました。利上げは2023年7月以来です。票決は12対0の全会一致で、7月に利上げを求めて反対した3人を含め異論は出ませんでした。政策金利見通しの中央値は2026年末が4.1%と6月の3.8%から上がり、年内にもう1回の利上げを示しています。

利上げ自体は約9割織り込まれていましたが、全会一致と追加利上げの示唆、ウォーシュ議長の「金融環境は引き締め的とは言いにくい」との発言が驚きを誘いました。午前3時前から4時25分にかけてS&P500種株価指数の先物は1.19%安、金は2.42%安となり、ドル円は156円台へ上げています。10月会合での追加利上げ確率は39.3%から50.9%へ上がりました。トランプ大統領は午前6時すぎ、政策金利を1%以下へ引き下げるよう求めています。

暗号資産が崩れなかったのは、下げが先に済んでいたためです。16日未明にクラリティ法案の手続き投票が否決され、BTCはFOMCの前日までに高値から5.82%下げていました。同じ16日には、下院の委員会で戦略的ビットコイン準備金法案が28対21、暗号資産の税制法案が38対5で可決されています。SECとCFTCの両委員長も、法案がなくても既存の権限で規制整備を進めると表明しました。

今後の展望|18日の日銀と10月のFOMC

次の焦点は18日の日銀の金融政策決定会合です。政策金利を1.00%から1.25%へ引き上げる見通しで、利上げなら円高を通じて暗号資産の円建て価格に下押し圧力がかかります。据え置きなら円安が進み、国内勢の買いを支えやすくなります。

10月27日から28日のFOMCでは、追加利上げの確率がほぼ五分五分です。クラリティ法案の再投票は日程が示されていません。

注目ラインは4時間足の移動平均です。BTCは下値が200期間の7万5899ドル、上値が20期間の7万6884ドル。ETHは下値2379ドルと上値2455ドル。XRPは200期間の1.33ドルを回復できるかが先決です。