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【指標発表】FOMC、3年ぶり利上げか|クラリティ法案否決に続き、ビットコインは正念場

2026年9月16日 18:47  Arai Yu

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9月17日(木)午前3時、米連邦公開市場委員会(FOMC)が政策金利を発表します。同時にFOMC声明と、経済見通し(ドットプロット)が公表され、午前3時30分からウォーシュFRB議長が記者会見を行います。

FOMCは米国の金融政策を決定する重要会合であり、その結果は金利やドル相場を通じて、ビットコイン価格にも大きな影響を与える可能性があります。

暗号資産市場にとって、今週は重要なイベントが相次いでいます。16日未明には、市場構造を定める「クラリティ法案」の審議入りに向けた討論終結動議が49対50で否決され、年内成立の可能性が大きく後退しました。法整備への期待が後退したことで、ビットコインは一時7万4968ドルまで下落しています。

その翌日に迎える今回のFOMCでは、3年ぶりとなる0.25ポイントの利上げが有力視され、市場の織り込みは9割を超えています。規制面の失望が市場を冷やすなか、金融政策という新たな材料を迎えるため、今回のFOMCは今週最大の注目イベントとなります。

ビットコイン、クラリティ法案の否決で7万5000ドル割れまで下落|FOMCは利上げを94.5%織り込み

FOMC(9月)の予想

日付 重要度 時刻 イベント 前回 予想
9/17(木) ★★★ 3:00 政策金利発表
FOMC経済見通し
FOMC声明
FOMC記者会見(3:30)
3.75% 4.00%

市場が利上げを織り込んだのは、8月末のジャクソンホール会議でウォルシュ議長がインフレの基調は「意味のある改善を示していない」と述べたことが発端です。先週のCPIが予想を上回ったことも、追加引き締めの必要性を裏づける材料となりました。

ただしコアCPIの前年比は7月の2.5%から8月は2.4%へ鈍化しており、議長がこれを据え置きの根拠とする可能性も残ります。フォワードガイダンスを示さない方針をとる議長だけに、結果は直前まで読みにくい状況です。

ビットコインへの影響

利上げが実施された場合

市場はすでに利上げを大きく織り込んでいるため、決定そのものへの反応は限定的になる可能性があります。焦点となるのは、同時に公表されるドットプロットと会見のトーンです。年内の追加利上げが示唆されるタカ派的な内容となれば、金利上昇・ドル高を通じてビットコインには一段の下押し圧力がかかりやすくなります。

注目ライン:直近の安値である7万4900ドル付近を割り込むと、7万ドルの節目を意識した調整が視野に入ります。

据え置きとなった場合

市場の予想を覆して据え置きが決まれば、過度な引き締め懸念の後退からサプライズ的な買いが入りやすくなります。クラリティ法案の否決で悪化したセンチメントを立て直すきっかけになる可能性もあります。ただし会見で次回以降の利上げに含みを持たせれば、上昇が長続きしない展開も考えられます。

注目ライン:まずは7万7700ドル付近の直近高値の回復が焦点となり、突破できれば8万ドルの大台を意識した戻りも視野に入ります。

発表前に注目したいビットコインのラインとは

BTC/USDT 1時間足チャート

足元のビットコインは7万5900ドル前後で推移しています。15日に7万9600ドル付近まで上昇したものの、法案否決を受けて急落し、16日未明には7万4900ドル台まで水準を切り下げました。現在はそこから小幅に戻していますが、戻りは限定的です。

チャート上では短期から長期までの移動平均線がいずれも現在値の上に並んでおり、上値では7万6400ドル、7万6800〜7万7600ドルと抵抗が段階的に控える形になっています。とくに7万6800〜7万7600ドルのゾーンは11日以降に何度も揉み合った価格帯で、現在は戻り売りが出やすい水準に変わっています。

下値では7万4900ドル付近が2度試されて下げ止まっており、当面の支持帯として意識されます。ここを明確に割り込めば、7万4000ドル、さらに7万ドルの節目を意識した調整が視野に入ります。

金利上昇は、金利を生まないビットコインにとって相対的な魅力を低下させる要因とされます。そのため利上げが実施されれば短期的に売り圧力がかかりやすい局面ですが、利上げ自体は相当程度織り込まれているため、発表後の値動きを左右するのはドットプロットが示す今後の金利パスと、会見で追加引き締めがどこまで示唆されるかになります。

参考元:investing
画像:shutterstock