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ビットコイン、8万ドル台を回復|ゴールデンクロスが目前に

2026年9月7日 08:39  Arai Yu

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ビットコイン(BTC)は9月7日午前8時時点で8万0199ドルと、前日から0.57%上昇しました。24時間高値は9月7日8時の8万0352ドル、24時間安値は9月6日23時の7万9233ドルです。

9月4日の米雇用統計で7万8660ドルまで下げたあと、日足終値は4日7万9661ドル、5日7万9832ドルと8万ドルを下回りましたが、6日は8万0205ドルで8万ドル台を回復しました。以降も8万ドルを挟んだ往復が続いています。

値動きが小さい一方で、チャートは2つの節目に接近しています。週足の50週線までは162ドル、日足のゴールデンクロスまでは348ドルです。

本日7日は米国がレイバーデーで、NYSEなど米株式市場は休場です。

値動きの振り返り

BTC/USDT 30分足チャート

BTCは9月6日を通じて7万9577〜8万0108ドルで推移し、8万ドルの上下を往復しました。1時間あたりの出来高は148〜700BTCにとどまり、平日の3分の1以下の水準です。23時に24時間安値7万9233ドルへ押されたあと、7日は7時台から水準を切り上げ、8時に高値8万0352ドルへ達しています。

日足の値幅は圧縮が続いています。9月3日の6.93%から、4日3.52%、5日0.95%、6日1.41%と縮小しました。24時間の出来高8742BTCも、9月3日の1万9806BTCの半分以下です。恐怖・貪欲指数は73「Greed」で前日と変わりません。

相場を動かした背景

50週線まで162ドル、ゴールデンクロスまで348ドル

週足の50週線は8万0370ドルで、現在値8万0199ドルはこれを162ドル、率にして0.20%下回っています。Binanceの週足は本日9時に確定するため、この水準を上回って終えられるかが目先の分岐です。週足の終値が50週線を上回れば、2025年11月3日の週以来となります。

日足ではゴールデンクロスが近づいています。50日線6万9440ドルと200日線6万9788ドルの差は348ドルで、9月3日の1106ドルから3営業日で3分の1以下に縮まりました。現在値を維持した場合、両線は9日ごろに交差する計算です。

ただしゴールデンクロスは、暗号資産市場では成立後の値動きが一定しないと報じられており、単独で方向を決める材料とは言えません。50週線と合わせて、上下どちらに振れた場合も反応が出やすい位置にある点が重要です。

ビットコイン(BTC)テクニカル分析

週足では価格8万0199ドルが200週線6万4871ドルを23.6%上回り、20週線7万0207ドルも上回っています。焦点は前述の50週線8万0370ドルで、8月28日に高値8万1479ドル、9月4日に8万2300ドルと2度上抜けを試しながら、いずれも終値では届いていません。MACDのヒストグラムは+2427.4とプラス圏です。

日足チャート

日足では、価格が20日線7万7256ドル、50日線6万9440ドル、100日線6万6520ドル、200日線6万9788ドルをすべて上回っています。一方でMACDのヒストグラムは-148.4と、雇用統計後の下げを受けてマイナスへ転じました。

上値メドはボリンジャーバンド上限8万4954ドル、下値メドは20日線7万7256ドルです。両線が交差するかどうかとは別に、価格そのものは主要移動平均線の上を維持しています。

4時間足チャート

4時間足は、価格8万0199ドルが20期間8万0122ドル、50期間7万8911ドル、100期間7万8607ドル、200期間7万1753ドルをすべて上回りました。MACDのヒストグラムは-54.2とマイナス圏ですが、値動きが小さいため方向感は出ていません。

上値メドはバンド上限8万1408ドル、下値メドは50期間7万8911ドルです。

1時間足チャート

1時間足はレンジの収縮が顕著です。ボリンジャーバンドは8万0151〜7万9591ドルと幅が560ドルしかなく、一目均衡表の雲も7万9793〜7万9830ドルと極端に薄くなっています。MACDのヒストグラムは+35.0です。

サポートは20時間平均7万9871ドル、基準線7万9793ドル、24時間安値7万9233ドル。レジスタンスはバンド上限8万0151ドル、24時間高値8万0352ドルとなります。バンドが狭い局面は、どちらかに放れた際に値幅が出やすい点に注意が必要です。

デリバティブ動向

OI清算

先物の建玉は、Binanceで10万5904BTCです。24時間では264BTCの減少とほぼ横ばいですが、9月4日のピーク11万2718BTCからは6814BTC減っています。急騰時に積み上がったレバレッジは、雇用統計後の3営業日でおおむね巻き戻されました。

資金調達率は確定値で9月5日9時が0.0010%、17時が-0.0002%とマイナスをつけたあと、6日9時0.0036%、7日1時0.0028%と小幅なプラスに戻っています。買い持ちに傾いた状態は解消されました。

清算ライン

ロング・ショート比率は1.056です。9月4日の0.778から正常化し、口座数では買い持ちがやや優勢に戻りました。上位トレーダーの建玉比は2.015と再び2倍を超えています。

上値では8万0352ドル、その上が4時間足バンド上限8万1408ドル。下値では基準線7万9793ドル、24時間安値7万9233ドル、その下が4時間足の50期間7万8911ドルです。ボリンジャーバンドの幅が560ドルまで縮んでいるため、いずれかを抜けた際は短時間で次の水準まで進みやすい状態にあります。

ETF

本日はレイバーデーで米国市場が休場のため、ETFのフローは発生しません。次のデータは9月8日分からとなります。

オプションでは9月25日満期の建玉が18万0870BTC、想定元本で約145.0億ドルです。マックスペインは7万2000ドルで、現在値からは離れた位置にあります。

本日のデイトレ注目材料

本日7日は米国がレイバーデーで株式市場が休場となり、流動性の薄い状態が続きます。米国の経済指標の発表もありません。当面の焦点は9月11日金曜21時30分の8月分CPIです。FRBのウォラー理事は、9月会合で据え置きに賛成するかどうかはこのCPI次第だと述べており、9月15〜16日のFOMCを前にした最大の材料となります。同じ11日には2万2771BTC規模のオプション満期も重なります。

まず本日9時の週足確定で、50週線8万0370ドルを上回れるかが目先の分岐です。上抜けシナリオでは、24時間高値8万0352ドルを超えれば4時間足バンド上限8万1408ドルが視野に入ります。下抜けシナリオでは、基準線7万9793ドルを割り込むと24時間安値7万9233ドル、さらに4時間足の50期間7万8911ドルを試す展開です。当日見るべきラインは、上値8万0352ドルと下値7万9793ドルとなります。

まとめ

7日のBTCは7万9233〜8万0352ドルと8万ドルを挟んだ往復にとどまり、日足の値幅は9月3日の6.93%から1%台まで縮みました。雇用統計で7万8660ドルまで下げた水準からは、6日の終値で8万ドル台を回復しています。一方でチャートは、週足の50週線まで162ドル、日足のゴールデンクロスまで348ドルという位置にあります。

需給面では9月3日に7億3080万ドルと1月14日以来の流入があり、週間では9億8670万ドルが入りました。建玉は急騰時のピークから6814BTC減り、資金調達率も一度マイナスをつけています。値動きが乏しいまま、需給とポジションの偏りだけが解消された状態です。

短期の焦点は、本日9時の週足確定と、その後の8万0352ドルと7万9793ドルの上下です。ボリンジャーバンドの幅が560ドルまで縮んでいるため、米国休場明けに流動性が戻る局面での値動きが次の手がかりとなります。