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バーンスタイン、2029年のビットコイン30万ドル予想を維持|強気ケースは50万ドル

2026年8月27日 20:48  Arai Yu

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米投資銀行・調査会社バーンスタインが、ビットコインの2029年サイクルピークを約30万ドルとする見通しを維持しました。暗号資産(仮想通貨)市場では、機関投資家の保有需要に加え、通貨価値の低下を織り込む「ディベースメント・トレード」を追い風と位置づけました。

8月26日付のアナリストノートでは、ベースケースとして2026年末に12.5万ドル、2027年中旬に15万ドル、2029年の次回ピークで30万ドルに達すると予想しました。グータム・チャガニ氏は、価格対限界生産コストの枠組みに基づき、「次の市場ピークは2029年までに30万ドル、2027年中旬に15万ドルの新高値回復を見込む」と述べました。

強気ケースでは、2027年中旬に20万ドル、2029年に50万ドルへ到達する可能性も示しました。2033年に100万ドルとする長期目標も据え置いています。

米国の巨額債務と政策対応が需要見通しに結び付けられました。米国のソブリン債務は40兆ドルを超え、金利上昇が財政赤字をさらに押し上げるなか、バーンスタインは「財政圧力と通貨価値低下の選択に直面すれば、政策当局は政治的な混乱が少ない後者を選ぶ」とみています。

ビットコインを希少資産として保有する需要が中長期で強まりやすいという判断につながっています。機関投資家需要の強さを示す材料として、ETFの純流入が強いことや、価格に左右されにくい保有者が全体の約60%を占めることも挙げました。

一方、BTC保有企業のストラテジーに対する株価目標は450ドルから350ドルに引き下げました。評価は「アウトパフォーム」を維持したものの、株式希薄化とサイクル見通しの更新を織り込んだ形です。

画像:shutterstock