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HSBCとスタンダードチャータード、SWIFT台帳で初のトークン化預金決済を実行

2026年8月20日 20:51  Arai Yu

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HSBCとスタンダードチャータードは8月19日、SWIFTのブロックチェーン台帳上で初の銀行間ライブ取引となるクロスボーダーのトークン化預金決済を実行しました。銀行が発行するデジタルマネーを銀行間で相互運用できることを示した事例です。

取引は、HSBCからスタンダードチャータードへの支払いメッセージ交換によって実施されました。義務の記録はHSBCのトークン化預金サービス「TDS」と、スタンダードチャータードのトークン化インフラにそれぞれ記録され、SWIFT台帳は安全なオーケストレーション層として両者の義務を照合し、ネットティングを担いました。

最終的な決済処理は既存システムを通じて行われています。今回の台帳は最終決済資金そのものを直接移す仕組みではなく、銀行ごとの台帳と既存決済網をつなぐ記録・調整の役割を担いました。

今回の取引は、SWIFTが7月に発表したパイロットの初の銀行間取引に当たります。パイロットには17行が参加しており、6大陸をまたぐ体制で、24/7型のクロスボーダー決済・流動性管理に向けた実証を狙っています。

HSBCデジタル通貨部門責任者のルイス・サン氏は、「スタンダードチャータードとの相互運用取引は、トークン化預金の可能性にとって画期的な瞬間だ」と述べました。その上で、銀行が発行するデジタルマネーが、既存の金融システムの健全性や規制監督を保ったまま、金融機関をまたいで相互運用できることを示したと説明しました。

スタンダードチャータードでエマージング・ペイメンツ、トランザクション・サービス、デジタル資産を統括するマーク・ウィリス氏は、トークン化預金を同社のデジタル資産戦略の中核に位置付けました。顧客が国境を越えてトークン化された流動性や価値を移し、決済し、管理できる一連の仕組みを整える方針を示しています。

HSBCのTDSはすでに香港、シンガポール、ルクセンブルク、英国、米国、UAEの6市場で稼働しています。対応通貨はCNH、HKD、SGD、EUR、GBP、USD、AEDに広がっており、今回の取引は既存の運用基盤を使って銀行間接続に踏み込んだ事例となりました。

参考元:公式