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ビットコイン・イーサリアム・リップル急騰|仮想通貨は米財務省の長期国債買い戻しで全面高

2026年8月20日 15:26  Arai Yu

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暗号資産(仮想通貨)市場は8月19日から20日午前にかけて、3銘柄がそろって急騰しました。米財務省による国債買い戻しの拡大が金利を押し下げ、ドル安とともにリスク資産が全面高となったためです。ビットコイン(BTC)は一時7万ドルに乗せ、イーサリアム(ETH)は+17%超と独歩高になりました。XRPも9%高です。

ビットコイン、一時7万ドルまで上昇|財務省が長期国債買い戻しを倍増

ビットコイン、一時7万ドルにタッチ

BTC/USDT 1時間足チャート

ビットコインは19日夜まで6万4000ドル台でもみ合っていましたが、20日朝にかけて急騰しました。一時7万ドルにタッチし、6月上旬以来の高値を付けています。その後は伸び悩み、現在値は6万9046ドルで、24時間では7.4%高です。

きっかけは、米財務省が長期国債の買い戻しを倍増すると発表したことです。19年ぶりの高水準にあった長期金利が低下し、ドルも下落したことで、リスク資産に幅広く資金が向かいました。さらに、積み上がっていた売り建玉の踏み上げも加わり、短時間で大きく水準を切り上げました。

イーサリアム、17%超の大幅高で先導

ETH/USDT 1時間足チャート

イーサリアムは3銘柄のなかで最も大きく買われ、相場を牽引しました。この日の安値1893ドルから、20日にかけて一時2319ドルまで急伸しています。現在値は2241ドルで、24時間では17.4%高と、BTCの上昇率を大きく上回りました。

値動きの大きいETHはリスクオンで買われやすいうえ、集中していた売り建玉の踏み上げが特に大きく、2000ドルの節目を明確に上抜けました。

リップル、9%高で1.09ドルに上昇

XRP/USDT 1時間足チャート

リップル(XRP)も全面高に乗り、水準を切り上げました。19日は1ドル前後でもみ合っていましたが、20日にかけて一時1.130ドルまで買われています。現在値は1.091ドルで、24時間では9.1%高です。

19日にホワイトハウスで開かれた暗号資産業界の会合には、XRPを手がけるリップル社も出席しました。規制整備が前進するとの期待から、個別の買いも入りやすい地合いとなりました。

財務省の長期国債買い戻しと暗号資産サミット

今回の上昇は二つの材料が重なって起きました。一つは、米財務省が長期国債の買い戻しを20億ドルから40億ドル以上へ倍増すると発表したことです。これで金利が低下し、ドル安と株高が進みました。

もう一つは、同じ19日にトランプ大統領が開いた暗号資産サミットです。SEC・CFTC両委員長やコインベース、リップルなどが集まり、市場ルールを定めるCLARITY法の成立を議会に求めました。規制の明確化への期待も、買いを支えました。20日未明のFOMC議事要旨はタカ派でしたが、相場への影響は限られました。

規制と金利の行方

目先は、上げを支えた二つの流れが続くかが焦点です。規制面では、CLARITY法が9月に上院で採決される見通しで、可決なら追い風が強まります。金利面では、9月9日から始まる財務省の買い戻しが相場を支えるかが鍵です。

価格ではBTCが7万ドル、ETHが2300ドル台、XRPが1.10ドルを固められるかが目安です。急ピッチの上げだけに、過熱感には注意が必要です。