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ブテリン氏、イーサリアム新草案で量子耐性とプライバシー重視を明示

2026年8月12日 14:25  Arai Yu

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イーサリアム共同創業者のヴィタリック・ブテリン氏(Vitalik Buterin)は2026年8月10日、自身のXで2023年版ロードマップと最新草案「Strawmap」の比較図を公開しました。

量子安全性の優先度を引き上げ、プライバシー保護を前面に据えた内容で、暗号資産(仮想通貨)イーサリアムの中長期的な技術方針が、スケーリング一辺倒ではない形に広がったことを示しています。

比較図では、量子安全性の重要度が上がる一方、VDFや多くのEVM改善は優先順位が下がりました。ブテリン氏は、今回の草案が単なる性能向上の整理ではなく、安全性や検閲耐性、利用者保護を強く意識した更新であることを示しています。

Strawmapで新たに加わった項目には、強力なプライバシー強化策としてkeyed nonces、FOCIL、lean privacy poolが含まれます。

加えて、ポスト量子時代を前提にした積極的なスケーリングとしてleanSPHINCSやzkzk frames、Lean仕様化による形式検証支援、Blob/gas futures、Native rollups、EVMの将来設計を開いたままにする方針も盛り込まれました。

EVMの将来設計では、leanISAやRISC-Vが表に出る可能性にも触れています。新しいstate typesも示されており、基盤部分の設計を固定せず、将来の拡張余地を残す方向がうかがえます。

ブテリン氏は投稿で、「イーサリアムは量子安全かつ検閲耐性を備え、ユーザーのプライバシーを最優先する安全なネットワークになる。それらを満たしたうえで高性能かつスケーラブルとなり、そしてLeanになる」と総括しました。

Strawmap公式サイトも公開されており、今回の投稿はイーサリアムの長期設計で何を優先するのかを、Ethereum共同創業者自ら具体的に示した形です。

参考元:Strawmap
画像:Shutterstock