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【相場分析】今週のビットコイン価格の展望|7万ドルまで反発か、その後の急落シナリオを警戒

2026年8月10日 20:16  【編集長】合原和也

※この記事には広告・PRが含まれます

こんにちは、コインパートナーです。8月10日のビットコイン(BTC/USDT)週間相場分析と展望をお伝えしていきたいと思います。

 本日のビットコイン(BTC/USDT)は6万5000ドル付近で推移しています。6月に5万8000ドル台まで下落して以降、長く続いた並行チャネル(下降チャネル)の中でのもみ合いが続いていましたが、ここにきて4時間足でチャネル上限を明確に上抜けし、久々に上値を試す動きが出てきました。

 テクニカル的には、これまで何度も上抜けに失敗してきたチャネル上限をブレイクし、各移動平均線(MA)がサポートに転じつつある点が最大の注目ポイントです。ただし、これはあくまで大きな下落トレンドの中での戻りと捉えており、上値の目安は日足の長期MAが位置する7万ドル付近まで。ここは5月にも跳ね返された強力なレジスタンスであり、到達後は再び下落に転じる展開を想定しています。

 また、今週は8月12日(水)に米CPI(消費者物価指数)の発表が控えています。米国の金融政策の方向性を左右する重要指標であり、結果次第ではビットコインにも大きな値動きが出やすい一週間となりそうです。

ビットコインテクニカル分析

BTC/USDT4時間足チャート

4時間足では、5月の高値から続いてきた下降チャネルの上限を、価格が明確に上抜けしました。これまで何度も上値を抑えられ、突破に失敗してきたラインをようやくブレイクした形です。

さらに注目すべきは、各MA(移動平均線)が価格の下でサポートとして機能し始めている点です。短期・中期MAが上向きに転じつつあり、上昇トレンドの初動が出始めていると見ています。

RSIは60付近まで上昇しており、買いの勢いが強まっていることを示しています。過熱感はまだ強くなく、上値追いの余地が残されている水準です。

6万3000ドル付近(旧チャネル上限・MA帯)を明確に維持できる限り、上昇シナリオが優勢と考えます。逆にこの水準を割り込んで再びチャネル内に戻る場合は、上抜けがダマしとなった可能性に警戒が必要です。

BTC/USDT日足チャート

日足では、2月の8万5000ドル付近を起点とした長い下落トレンドが継続しています。6月の5万8000ドル台でいったん下げ止まり、緩やかな切り返しの動きが見られますが、高値・安値を切り下げる下落トレンドの構造そのものはまだ崩れていません。今回の4時間足でのチャネル上抜けは、あくまでこの下落トレンドの中で発生した戻りの動きと位置づけています。

上昇が継続した場合、上値の目安として意識されるのが7万ドル付近に位置する日足の長期MAです。これは5月にも一度タッチして上値を抑えられたMAであり、今回も強いレジスタンスとして機能する可能性が高い水準です。この付近までの上昇は狙えると見ていますが、その先を素直に買い上がる展開までは想定していません。

一方で、上抜け直後は一度チャネルのサポート(6万3000ドル付近)まで戻る下落(リテスト)が入る可能性もあります。ただしその場合はむしろ絶好の押し目買いチャンスと捉えており、下落局面はロングを仕込む好機と見ています。

日足RSIも50台まで回復しており、目先の戻りを後押しする動きとなっています。ただし7万ドル付近の長期MAで再び上値を抑えられた場合は、そこから改めて下落トレンドに回帰し、中期的には6月安値の5万8000ドル台を割り込む展開まで警戒しておく必要があります。今回の上昇はあくまで「戻りを取りにいく局面」であり、長期の強気転換と捉えるのは時期尚早でしょう。

今週の注目指標

今週は米国の金融政策の方向性を占う重要なインフレ指標が集中する一週間です。中でも最大の注目は8月12日のCPI(消費者物価指数)です。

■ 8月12日(水)21:30 米CPI(消費者物価指数)7月分
■ 8月13日(木)21:30 米PPI(生産者物価指数)7月分
■ 8月14日(金)21:30 米小売売上高 7月分
※時刻はすべて日本時間(JST)

市場では今回のCPIについて、前年比+3.4%程度の上昇が予想されています。インフレが根強く残る状況が続いており、今後の利下げ観測とタカ派スタンス継続の見方が交錯している状況です。

結果が予想を上回る(インフレ加速)場合は、利下げ期待の後退からドル高・リスク資産売りとなり、ビットコインには下押し圧力がかかりやすくなります。逆に予想を下回る(インフレ鈍化)場合は、利下げ期待の高まりからリスク選好が強まり、今回のチャネル上抜けを後押しする追い風になると考えられます。

なお、8月28日にはジャクソンホール会議でのFRB議長講演も控えており、月後半にかけてはマクロ材料への感応度が高まる点にも留意が必要です。

今週の理想の注文ポイント

今週はチャネル上抜けによる戻りを取りにいく、押し目からの短期ロングを基本戦略と考えます。ただし7万ドル付近には日足の長期MAという強いレジスタンスが控えており、ここが今回の上昇の到達点になる可能性が高いと見ています。利確目標は7万ドル手前に置き、深追いはせず、到達後は速やかにドテンの売り目線に切り替える構えが有効です。

理想のロングシナリオ展開
  • エントリー:6万3000ドル付近(旧チャネル上限・MAサポート)への押し目で買い注文
  • 利益確定:7万ドル手前で部分利確
  • 損切り:6万1000ドルを明確に割り込んだら損切り
理想のショートシナリオ展開
  • エントリー:7万ドル付近で上昇失速・上ヒゲ確認後に売り注文
  • 利益確定:6万5000ドル〜6万3000ドルで利確
  • 損切り:7万1500ドル上定着で損切り

相場一言アドバイス

チャネルブレイクは「確定」を待つ

長く続いたチャネルの上抜けは相場の節目となるサインですが、ブレイク直後は「ダマし」も少なくありません。特に夏場は市場参加者が減り流動性が低下するため、一時的なヒゲでラインを抜けても、実体(ローソク足の確定)が伴わなければ本物のブレイクとは言えません。焦って飛び乗らず、4時間足・日足でのブレイク確定を確認してからエントリーする姿勢が有効です。

リテスト(押し目)を味方につける

ブレイクアウト後、価格が一度抜けたライン(今回は6万3000ドル付近)まで戻り、そこがサポートに転換することを確認する動きを「リテスト」と呼びます。リテストを確認できればブレイクの信頼度が高まると同時に、リスクを抑えた押し目買いのチャンスにもなります。上昇局面での高値掴みを避けたい方は、このリテストを待つ戦略が特に有効です。

「戻り」と「トレンド転換」は分けて考える

下落トレンドの中でも、途中で大きな戻り(リバウンド)が発生することは珍しくありません。重要なのは、その戻りをトレンド転換と混同しないことです。日足で高値・安値の切り下げ構造が崩れていない限り、上昇はあくまで戻り局面。戻りを狙うロングは「どこまで上がるか」ではなく「どこで降りるか」を先に決めておくことが、利益を残すうえで欠かせません。今回であれば7万ドル付近の長期MAが、その降り場の目安になります。

今週はCPIが最大の関門

チャートがどれだけ強気のサインを出していても、8月12日のCPIひとつで地合いが一変する可能性があります。指標発表の前後はボラティリティが急拡大しやすいため、発表を跨いで大きなポジションを持つ場合は、あらかじめ損切りラインを明確にし、ロットを抑えるなどのリスク管理を徹底しましょう。

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